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【英語】vice versa

今日は、ビジネスでの英語のやり取りでよく出てくるフレーズ、"vice versa" のご紹介。

英語フレーズのご紹介といいつつ、これは実は、ラテン語だ。発音をカタカナで表記すると、「ヴァイス ヴァーサ」となる。

オンライン辞書、英辞郎の解説を見てみよう。

vice versa
〈ラテン語〉逆に、逆もまた同様、反対に◆【略】v.v.
・It is true at present that what is in China's interest is also in Hong Kong's -- and vice versa. : 今や中国の利益は香港の利益でもあり、その逆もまたしかりである。

この解説にも書かれているとおり、"vice versa" というフレーズの意味は、

「逆も同様」「逆もしかり」「逆も真なり」「逆パターンでも、同じことが当てはまる」

というものである。英語では、

"The opposite is also true." とか、

"It also works the other way around."

などのフレーズを、短く言い換えたものだと思っていただくと、わかりやすいかもしれない。

たとえば、次のような用例で使う。

If you hear any news on this project, please let me know, and vice versa.
(もしこのこのプロジェクトについて何か情報が入ったら、教えてください。私も同様にします。

ここでは、相手に対して、「もしあなたが何かニュースを聞いたら教えてください」と、依頼の言葉をまず述べ、それから、相手に対して、vice versa、つまり、逆も同様ですよ、と言っている。

これは、すなわち、「私も、何かニュースを聞いたら、あなたに教えてあげます。」ということを言っている。

つまり、"vice versa" の2語を使って、"If I hear any news on this project, I will also let you know." という内容を、簡潔に表しているのだ。

このように、"vice versa" を使うと、逆のことも同様だよ、ということを、この、たった2つの単語で短く表すことができ、要点を簡便に伝えられて、とても便利だ。

ビジネス英語ではよく使われるフレーズなので、即座に意味が分かるよう、覚えておいて損はない。また、使い勝手が良いので、「逆もしかり」という意味を伝える文脈では、是非使ってみていただきたい。

ご参考になれば幸いです!

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