【英語】It's easier to ask forgiveness than it is to get permission.
アメリカ海軍の軍人で、かつ、コンピュータプログラマーの先駆者である、Grace hopperという女性の言葉。
直訳すると、「(事前に)許可を求めるより、(事後に)許しを乞うほうが簡単である」となるだろう。ネットでググると、「許可を求めるな、謝罪せよ」と、短く和訳されているものもあった。
思い立ったら、事前に時間をかけて許可を求めるよりも、とりあえずスピード感を持ってやってみよ。うまくいかなかったとしても、後から許しを乞えば済む、という意味のようだ。
何事につけてもスピードの速いこの世の中、完璧を期して、関係者全員から賛同を取り付け、慎重に物事を進めるよりも、トライ&エラーの精神でまずはやってみて、結果を出してみる、という、フットワークの軽さ、柔軟さ、アジリティーが求められていると思う。そんな時代にとてもよくフィットする言葉だと思う。
**********
私は、数年前、この言葉を、尊敬していた外国人上司から言われて知った。
彼に仕える以前は、何でも事前に詳しく知っておきたがる、マイクロマネジメント系の上司に仕えていた。そのせいか、当時の私は、細かいことも一つ一つ事前に上司に相談したり、確認したりする癖がついていた。そこで、上司が変わってからも、新しい上司との定例ミーティングでは、それまで同様、すべての案件の方針について彼の同意を得ようとしていた。
そのとき、彼(新しい上司)が言った。
カッコよかった。惚れるかと思った。細かいことは任せてくれるという。信頼されていると感じた。この上司のために、一生懸命頑張ろうと思った。そして、私も、部下たちとのやり取りで、同じような場面があれば、彼らにもこの言葉を贈ろうと思った。
ご参考になれば幸いです!
**********
以下、参考文献です。
Wikipedia(日本語)
Wikiquote(英語)
3M社の社是として使われていたという記事。
私の英語系の記事へは、以下のリンク集からどうぞ。
Kindleで出版中の私の電子書籍2冊(国際会議の英語と採用面接の英語についてのノウハウ本)も、よろしければ是非ご覧になってください。Kindle Unlimited対象です。
サポートをいただきましたら、他のnoterさんへのサポートの原資にしたいと思います。