【英語】low-hanging fruit
今日は、私が、外資系企業に入って初めて知ったフレーズ、"low-hanging fruit" (発音は、「ロウ・ハンギング・フルート」)のご紹介。
直訳すると、
「低いところに(low)ぶら下がっている(hanging)果物」
という意味になる。
これが転じて、
「簡単に達成できること」
という意味になる。これが、今日のポイントだ。
早速、オンライン辞書「英辞郎」で、このフレーズを検索してみよう。
木の低いところにぶらさがっている果物は、高いところにぶらさがっている果物よりも、すぐに手が届き、すぐにもぎ取ることができる。そこから、「簡単に達成できること」という意味に転じる。
ビジネスの場では、何かの事象について対策を練らなければいけない場合に、「すぐにできる対策」という意味で、よく使われる。
ビジネスを行っていると、思いもよらず売り上げが激減したり、アクシデントが発生したり、監査などで指摘事項が発生したりして、いろいろな対策を講じる必要が生じることがあると思う。
そのようなときに講じる対策には、「すぐにできること(あるいは、しなければならないこと)」と、「じっくりと時間をかけて丁寧にとりかかるべきこと」がある。
そして、前者のように、クイックにとることのできる対策を、"low-hanging fruit" と呼ぶのだ。
たとえば、次のような会話で使われる。
この例文にあるように、ビジネス上、「とりあえず、(低い場所にある果物をもぎとるように)簡単にできることから、どんどんやっていこう」という文脈で使われることが多いように感じる。
会議などでこのフレーズを耳にしたときに慌てないように、覚えておいていただければと思う。
ご参考になれば幸いです!
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