【面接の英語】その2:"Could you tell me about yourself?"(自己紹介)
先週、「面接の英語・その1」という記事で、英語で採用面接を受ける日本人の方に向けて、ハンディキャップに負けず頑張ってほしいという願いを書きました。
いよいよ、今週からは、面接で使える英語フレーズを具体的に紹介していきます。
まず、面接官と顔合わせし、"Hello" とか、 "Nice to meet you." などという軽い挨拶を交わします。
その際、まずは最初にひとこと、面接官に対して、面接の機会をもらえたことのお礼を述べておきましょう。
それが済んだら、いよいよ面接の始まりです。
会社側から候補者への質問のうち、ほぼ間違いなく「いの一番」に聞かれる質問は、こちらです。
つまり、自己紹介を求める問いかけです。
あるいは、質問の形ではなく、
などと言われることもあります。
自己紹介とはいえ、採用面接なので、主にあなたの過去のキャリアについての説明を求められています。出身地や趣味などの個人的な要素は、会話が盛り上るようであれば、おいおい織り交ぜていってもよいと思いますが、まずは職歴にフォーカスしましょう。短すぎず、長すぎず、ちょうどよい長さがどれくらいかを考えましょう。
過去の職歴の少ない人は、過去の職場で行っていた業務について、少し触れながら概観するとよいでしょう。転職歴の多い人は、まずはざっくりと、どういうキャリアの変遷があったか、大まかな全体像をつかんでもらうとよいかもしれません。
「なんだ、自己紹介ぐらい簡単じゃないか、その場で考えてすぐできるよ」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、面接に臨むと、多くの人は、多少なりとも緊張します。文字通り暗記するくらい、あなたの自己紹介のテンプレートを完璧に仕込んでおくのが望ましいと思います。
面接は、第一印象で決まるといっても過言ではありません。この「いの一番」の質問にあたり、すらすらと自己紹介ができない人は、自己紹介が上手な人にくらべて、ものすごく見劣りします。
最初から特に飾り立てる必要はありません。まずは、ご自分の職歴を淡々と説明してみましょう。
自分のキャリアを、時系列順に古いほうから簡単に紹介する例を挙げてみます。
逆に、新しいほうから言うと、次のようになります。
古いほうからにするか、新しいほうからにするかは、いずれでもよいでしょう。
この程度は暗記するレベルで準備しましょう。ここで詰まってしまようでは、これからどんどん展開していく質問に答える心の余裕を失ってしまいかねません。
「その3」に続きます。
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