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【英語】RFP

今日ご紹介するビジネス英語は、"RFP"という略語。「アール・エフ・ピー」と発音する。

これは、"Request for Proposal" という英語フレーズの略語だ。意味は、「提案依頼」であり、取引の相手に対し、具体的な提案を求める際に使われる。そのような依頼を書面にした「提案依頼書」を指すことも多い。

"RFP" は、通常は、企業が、業務をアウトソースしたり、システム開発を依頼したりするための取引先企業を選定するためのプロセスの一部だ。発注元企業として、求められる成果、納期や予算などの大まかなイメージを、取引先候補に開示して、それに沿うような具体的な提案を出してもらうよう依頼するのだ。そして、候補となる企業からの提案を比較して、最終的に取引先企業を決めるための材料とするのだ。

発注元企業として、"RFP"(提案依頼書)を作成するのは、大変重要な作業だ。発注者からの "RFP" に発注にあたっての重要な条件などの情報が欠けていたり、候補企業に発注の意図が十分伝わらなかったりすると、候補企業が受注を見合わせたり、良い条件を提示してくれなかったりするかもしれない。

これに対して、取引先候補企業として、発注元から "RFP" を受け取った場合には、取引を受注できるように、提案作りに真剣に対応しよう。提案の内容や、提案を提出するにあたっての対応は、ビジネスを受注できるかどうかに大きな影響を与える。発注元企業から "RFP" を受け取ったら、隅から隅まで熟読し、発注元企業の要望を漏れなく理解して、しっかりと提案書("proposal")を作り、迅速に提出することが肝要だ。

この "RFP" という用語を知らなければ、この用語が会話でさらっと出てきた場合に、意味が分からず、何をすべきかが分からず戸惑ってしまうかもしれない。この用語を知らなかったためにビジネスチャンスを逃してしまった、などということのないよう、是非覚えておいていただければ幸いだ。

例文を見てみよう。

"We are looking for a partner company which can support building an internal approval system.  Would you be able to provide such services?"
"Sure!  It would be great if we can support you."
"That's great.  Then I will send you an RFI.  Would you please give us your proposal in line with the RFI by the end of next week?"
"Yes, we will.  Thank you very much."

「内部決裁システムの構築をサポートしてくれる取引企業を探しています。御社でそういったサービスを提供いただくことは可能でしょうか。」
「もちろんです! サポートさせていただければ幸いです。」
「それは良かったです。では、提案依頼書をお送りします。来週末までにその提案依頼書に沿ったご提案をいただけますか?」
「はい、そうします。ありがとうございます。」

ご参考になれば幸いです!

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