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いつもと
いつもと変わらない空をみる
でも今日にしかない空をみる
似ていても確実に何かしらは違う
雲の数や空の青さ、気象条件等々がちがう
だからいつも同じような空に向かって何気なくシャッターを切る
大して変わらない空でも、周辺環境の写り込みや
撮影日時が情報として加わることで自分の記憶から呼び戻すことができる
あの暑い日の帰り道だな
途中で水を買って ベンチで飲みながら見上げた空だな とか
この日は誰かと一緒に見上げていたな とか
近所の家から味噌汁の香りがしたな とか
記憶を呼び起こす要素の一つとしてわたしは日々をカメラに収める
いつもと同じ空を撮ろうとも
全く同じ写真を撮ることはできないのである
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