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その子の素敵なところをまっすぐに伝えたい

「誰々よりも、寝返りを打つのが早くてスムーズだね」
「誰々よりも、握る力がしっかりしていて強いね」

こんな言葉を聴くと、ドキッとしてなんだかザラザラとした気分になる。
胸の片隅に、モヤ~ッとした違和感が残るのです。


"誰々よりも"の一言が引っかかる。

もしシンプルに
「寝返りを打つのが早くて、スムーズだね」
「握る力がしっかりしていて強いね」
だったら、きっとすんなり受け入れられただろうな。

片や誉められる子がいる一方で、自然と比べられてしまう子がいる。そんな誰かが傷ついたり、誤解を生む可能性がある言葉に違和感を感じてしまう。


彼は彼。僕は僕。
あなたはあなた。わたしはわたし。
子供たちだってそう。

みんな1人1人違う個性を持って生まれてきて、生きている。それが既に尊いこと。

みんな誰しもが、唯一無二の人であって、
自分の代わりは誰にもできない。


ちょっと苦手なことも
こんなところダメだなあと思うことも、
逆に実は好きなところも
まるごと全~部含めて、その子。

それは自分にもそっくりそのまま当てはまること。



無意識なのかもしれないけれど「誰々よりも」なんてわざわざ比べなくても、ただまっすぐに素敵なところを伝えられればそれでいい。

そんな周りの皆からの言葉が、少しずつ小さな自信に繋がっていったら嬉しいなあと思うのです。


"僕にはこんな素敵なところがあるんだ"と
それを認識しながら、のびのび心も体も大きく成長してほしい。

どんなときも信頼してくれている人がいる。
そして、やがて大人になったら、自分自身もそんな風になれるように。

それがささやかな親の願いです。






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