見出し画像

思い出すだけで前に進める、そんな素敵な贈り物

あるとき。
ネットの世界に登場した新しいサービスを経由して、そのメッセージは届けられた。

それが、その方の、おそらく初めての個別に言葉をかけてくださった時。

メッセージが来たのとは別のネットサービスが、その人との接点だった。

短いメッセージだったけれど。
そこに並んでいた文字列は、今でも私の宝物だ。


メッセージには、ずっと前からほしかった表現が。
その、ズバリそのものが、書かれていた。

まさか、生きていて、本当に、そんな言葉をかけてもらえる時が来るなんて。
欲しがってはいても、実際もらえるなんてカケラも思っちゃいなかったのに。

誰がそんな言葉を私にくれるっていうんだ...としか、思えなかったのに。

「まったく知らない」に等しい、アイコンしか見たことない人から、受け取る日が来るなんて。


嬉しかった。
メッセージを表示した画面をスクショしたくらい、嬉しかった。

この私を、そのように見てくださる方が、この世界には存在するのだ...ということを本当に知ることができて。

だったら、もしかしたら、もっと他にもいてくれるのかも知れないと思うこともできて。


この短いメッセージ一通で。
この先、かなりのことは乗り越えられる。

本気でそう思えたし。
今も、思っている。


そのメッセージを送ってくださった方とは、その後ネット上でお話する機会もいただいた。
ちょっと不思議な、とても楽しい時間だった。


あの時いただいた表現に恥じぬモノを作っていこう。
あのメッセージを思い出すと、自然に背筋が伸びる。

もしも贈り主さんが、そんなことすっかり忘れていたとしても、関係ない。
その時、私は確かに、その言葉をいただいた。

だから、今も、背筋を伸ばして進めるのです。




サポート熱烈歓迎!活動費用にあてさせていただきます。