もやもやから生まれた目標

「私らしい働き方」で悩めるのは恵まれているということかもしれない。

もしも息子に何か問題があったとしたら
私は四六時中息子のことを考えているはず。
今、ワーママとして自分のことで悩めるということは、
そのほかに、つまり母親としての生活に問題がないということ。

恵まれている。

身近に子ども同士のトラブルで自分の生活を変えた母親がいる。
彼女もワーママだった。
ご両親の支援はあるものの、子どもを守るため退職を選んだ。
彼女にとってはそれが優先すべきこと。
「私らしさ」どころか、「働く」よりまず子ども。

一方でこんな母親もいる。
・小学生と幼児の2児のワーママ。役職付きだが時短正社員。出世欲あり。
・幼児と乳児の2児のワーママ。正社員。海外赴任してこそ一人前の会社で
 そろそろ辞令がでるかもしれない、とドキドキしている。

バリキャリ系の彼女たちの課題は、
所属している会社の中でどう歩むかということ。
私と同じく、母親としての生活に問題がないから「働く」に集中できる。
(もちろん、子どもがこのくらいの時期にありがちな悩みはあるが)
しかし、「組織 > 個人」なので、「私らしさ」の追求はそこにはない。
代わりに、ジョブキャリア上の選択がそれに近いものになるのだろう。

第一子出生時の母親の年齢は平成28年の東京で32.2歳。
育児中の母親の年齢は会社員としてもキャリアアップの時期。

ワーママである限り
働くというどちらかというと個人的な活動と母親業のバランス調整は
常についてまわる。そして、それが結構難しい。
まずはバランスを安定させることが先で
「私らしい働き方」とは、さらにそのあとにくるものなのだろう。

今、「私らしい働き方」を探す活動ができている私。

バランスが既に安定した環境にいるのかもしれない。
だとしたら、とても恵まれている。

いろいろな家庭、いろいろな家族があって
価値観もそれぞれだから、バランスの比率も同じではない。
しかし、その調整に困っていてどうにかしたいのであれば
自分の置かれている環境をどう理解して判断して行動するかが重要。

私はバランス調整に課題はない。自分の強みも見えてきた。
この環境が恵まれているとするならば
そして、「働く」について考えることを生業にしているのであれば
一人でも多くの困っているワーママに寄り添いたい。

目標ができた。



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