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叱ってくれてありがとう、と言う息子

自己肯定感の低い人は、人になにかやってもらった時にも
「すみません」と言ってしまう。
それを意識的に「ありがとう」に変えましょう。
ドーパミンやエンドルフィンが分泌されて
脳が肯定状態になります。

私もつい「すみません」を使ってしまう。
ドアを開けて待ってもらったり
おすそ分けで何かいただいたり、そんな時。
言われてみれば、
それは「ありがとう」のシチュエーションなのに。

ここ数ヶ月、
私は自分の内面を掘り下げていくうちに
行動や考え方が他人軸であるということに
初めて気づくことができた。
他人からの評価を気にしている。
たぶん「すみません」の使い方もその顕れ。

人様に何かをやってもらって❝しまった❞
手を煩わせてしまった。
申し訳ない → すみません
なんだろうと思う。

自己肯定感が低いのかどうかは分からない。
強い自分であろうとしたことは自覚しているが
それが自己肯定感の低さゆえなのかは
自分では判断できない。

ところで
4歳の息子は時々こんなことを言う。
「ママ、ぼくのためにしかってくれてありがとう」

以前、お行儀が悪くて息子を叱った時に
どうしてママが叱るのかということを説明したことがある。
お行儀悪いと周りのみんなもいい気持ちしない。
大人になった時に今と同じだとあなたが困るから
だからママはあなたのために叱っている。

そんなことを言ったような気がする。

ちょっと他人軸な考え方かもしれないし
恩着せがましくもあるが
事象には必ず理由があるということも分かってもらいたかった。

そのあとからである。
息子が「叱ってくれてありがとう」と言うようになったのは。

初めは一瞬こちらが戸惑ったし
ひょっとしたら私と同じ他人軸の兆候かとも思った。
ママのために装っているのかしら、と。

しかし、「ありがとう」という時の息子は
いい笑顔をしている。

素直な「ありがとう」だと分かった。

子どもは良いことも悪いこともすぐに吸収する。
選別して吸収しているわけではないから
私は親として得たものへの解説をしてあげたい。
理解は子ども自身で考えることによってできるだろう。

あの時、叱る意味について説明したことを
息子はどう理解してくれたのだろうか。
前向きなことだと捉えてくれたのだろうか。

動物の脳は本来肯定的にできていると思う。
だから成長する。
だから子どもの頃は何でも前向き。

息子に「ありがとう」の使い方を教えてもらった気がする。

素直な「ありがとう」こそ「ありがとう」

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