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アナタはなぜチェックリストを使わないのか?#1

『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』
アトゥール・ガワンデ

序章 外科医の失敗談
第1章 複雑すぎる
第2章 チェックリストと爆撃機
第3章 高層ビルの建て方

読む理由、目的
前回読んでいた『ファスト&スロー』にて、行動、判断をするときあらゆるバイアスを持っているがゆえに、間違えてしまうということを学んだ。そして、間違えることを防ぐために振り返ることの重要性を理解した。

振り返りも感情的に行ってしまっては意味がない。いかに、合理的かつ正しくに行うかが肝だ。そこで、チェックリストを作成することの有用性が説明されていた。

しかし、チェックリストもいかに効率的かつ合理的に作れるかが私たちの正しい行動に繋がってくる。

そこで、チェックリストを作る目的を再び違う著者の意見も取り入れながら理解し、チェックリストを作る際の注意点やポイントを掴むために本書をよむ。

まとめ
私たちの間違いの原因は二つある。無知であることか無能であることだ。無知であることは、現代の知識ではどうにもならないことでこれからの未来の技術に期待するしかない。しかし、無能であることは言い訳の仕様がないことが多い。

無能であることの具体例としては、確認ミス、操作ミス、遅刻、日程ミス、人員不足などがあげられる。ミスはミスであり、わざとしてないがゆえに防ぎようがない場合がある。しかし、ミスにより怪我や死亡事故、多額の賠償金に繋がるケースも多々ある。ミスをいかに防げる手段をとるかが鍵だ。

そのために、有用な手段の一つがチェックリストの使用だ。チェックリストを使うことで、行動の有無を確認できる。また、ミスを減らすことにより、ミスを補うための行動をする必要が少なくなり、人員の削減や効率化にも繋がる。

しかし、世の中には3つの問題があり、それぞれが絡み合って一つの現象が成立している。

1つ目は、単純な問題だ。基本的な技術さえ学べば、あとは高確率で成功できる。例としては、料理だ。

2つ目は、やや複雑な問題である。複数の単純な問題に分解できるが、予期せぬ困難が頻発する。チームワークと専門知識が,不可欠だが一度成功するとあとはある程度は成功する。例としては、ロケットの打ち上げだ。

3つ目は、複雑な問題である。例として、子育てがあげられる。先行きが不透明で経験があってもそれだけでは、不十分だ。一人一人に合わせたオーダーメイド的対応が求められる。

これら3つの問題に対して、1つ目と2つ目に対してはチェックリストが有効だ。しかし、物事は突発的な問題がつきもので、チェックリストにないことでも対応しなくてはいけないことが多々ある。そのときはどうするのだろうか?

一つの答えとして、話し合う時間をあらかじめもうけておくことである。人は間違っても、人々が間違うことは少ない。
起こりそうな問題をあらかじめ予測し、事前の日程でも話し合う時間を確保しておく。そうすることで、突発的な問題にも対処できる。

第3章まではこのようにまとめられる。
これからの章では次のようなことが書かれているかについて注意して読み進める。
・突発的な問題にその場で答えが求められているときにはどうするのか。
・チェックリストの作成において、参考にすべき基準はあるのか。
・チェックリストはどの程度の深さまで掘り下げて作るべきなのか?

具体例が多いので、さくさく読み進められそうである。明日には、全て読んでアウトプットします。

読んでいただきありがとうございます。
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明日へのモチベーションにつながります。

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