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ファスト&スロー#10

『ファスト&スロー』 ダニエル・カーネマン

第4部
第27章 保有効果
第28章 悪い出来事
第29章 四分割パターン

まとめ
・所有しているもの、とりわけ正規の取引が行われてないものを手放すのには、損失回避が働く。

・人間関係を長期的にうまくやるには、よいことを追い求めるよりも悪いことを避けること。

・外部条件が変わっても、現条件が下方に変化することを不誠実だと感じる。

・可能性より確実性に重きをおく。

・高い確率で損失を被る時、リスク追求性になる。ex)ギャンブルで泥沼にはまる

人間関係は、よいことを追い求めるよりも悪いことを避けることの方がいいというのは、悪い印象の方がよい印象よりステレオタイプを形成しやすく忘れにくいためである。これは、様々なことに応用していえるのではないだろうか。

例えば、問題が起こったときにそれを解決した人を、称えることはよくあると思う。しかし、問題が起こらないように考え行動している人を評価することは滅多にない。これは、問題を解決する方がドラマ性があり、感情に訴えられるからだと思われる。
問題を解決できる人は天才だが、問題を避けることができる人は、賢者なのだ。

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