まねきねこ

ファスト&スロー#7

『ファスト&スロー』 ダニエル・カーネマン

第3章 自信過剰
第19章 わかったつもり
第20章 妥当性の錯覚
第21章 直感対アルゴリズム

まとめ
・わたしたちは、過去を理解していているから、未来も知り得るという錯覚をもつ。しかし、それは幻想である。
・結果に対して、後付けで根拠を付け加えることが多い(後知恵バイアス)

・不確実性の存在を認め、受け止めることが必要
・世界は予測不能であり予測エラーは避けられない。

・専門家の予測でも、アルゴリズム(計算式)には勝てない。

後付けバイアスについて、詳しく記述する。
本書でも、紹介されているのだが、CEOの実力と会社の成功度の相関は多くても0.3らしい。実際には、企業の成功は、幸運や偶然によるものが大きく、CEOが偉大な人物として語られているのも、後付けバイアスによりそう見えているだけらしい。

私も、よく社長や著名な有名人、いわゆる成功者が書かれた本を読むのだが、これからは視線を変えて読むことにしたいと考える。それは、何でもかんでも事実として認識するのではなく、運による影響も大きいのではないかと、疑ってみる。ビジネス書における良書の考え方も変わってくるかもしれない。


また、人の直感はアルゴリズムに及ばない話から、私は身近な農業のスマート農業化について、連想した。農業はまだ農家さんの直感や経験により、成り立っているところが多いように考える。それをないがしろにするわけではないが、習得に長期間必要なため新規就農者が入りにくい現状を担う一因となっているのではないのだろうか。

スマート農業が進めば、データに基づいた農業が展開できる。収量安定、農家さんの負担軽減につながる。また、新規就農者が増えるきっかけにもなるのではないだろうか。これからはデータの時代だ。

今日で、ファスト&スローの上巻を読み終えた。下巻も引き続き読んでいきたい。

最後に、今日も読んでいただきありがとうございます。是非ハート、イイね、スキをください。
明日へのモチベーションに繋がるので❗

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