『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』参考図書勢揃い！　70年代ROCK BOOK FES

1970年代LAで活躍した架空のロックバンドにまつわる架空の回想インタビュー、『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』。本書の舞台である70年代のアメリカ西海岸カルチャー、そして音楽シーンをもっと楽しむためにおすすめの本を集めました！　

ミュージシャンの愛読書

★ジミー・ペイジ（レッド・ツェッペリン）

『法の書』
アレイスター・クロウリー/植松靖夫訳　国書刊行会
クロウリーは黒魔術に手を染めた哲学者でオカルティスト。ペイジはクロウリーにかなり傾倒していたそう。

★ジム・モリスン（ドアーズ）

『夜の果てへの旅』
ルイ=フェルディナン・セリーヌ/生田耕作訳　河出文庫
モリスンは読書家で、ほかにもコクトー、カミュ、バルザック、コンラッド、バロウズなどを愛読していた。

★クリッシー・ハインド（プリテンダーズ）

『崩れゆく絆』
チヌア・アチェベ/粟飯原文子訳　光文社古典新訳文庫
ツアー中のオーストラリアで、ホテルに閉じこもって読んだそう。

『マイケル・K』
J.M. クッツェー/くぼたのぞみ訳　岩波文庫
クリッシーの「人生の５冊」のうちの１冊。

★ブルース・スプリングスティーン

『コレラの時代の愛』
ガブリエル・ガルシア = マルケス/木村榮一訳　新潮社

『カラマーゾフの兄弟』
ドストエフスキー/原卓也訳　新潮文庫

『ザ・ロード』
コーマック・マッカーシー/黒原敏行訳　ハヤカワ epi 文庫

『フラナリー・オコナー全短編』
フラナリー・オコナー/横山貞子訳　ちくま文庫

ミュージシャンの自伝・エッセイ

『GIRL IN A BAND　キム・ゴードン自伝』
キム・ゴードン/野中モモ訳　DU BOOKS
70年代ではないけれど、ソニック・ユースのメンバーとして活躍したキムの自伝。

『フェイス・イット　デボラ・ハリー自伝』
デボラ・ハリー/浅倉卓弥訳　ele-king books
あまりにもアイコニックなブロンディーのデビー・ハリー自伝。『デイジー』と同じ浅倉卓弥さんが翻訳しています。

『Mトレイン』
パティ・スミス/管啓次郎訳　河出書房新社
〈クイーン・オブ・パンク〉パティ・スミスが綴った、コーヒーの香り漂う静謐なエッセイ。

70年代ど真ん中カルチャー

『60年代の過ぎた朝』
ジョーン・ディディオン/越智道雄訳
70年代を語る上でかかせない60年代の残り香を味わうならこの名エッセイ集を。

『オン・ザ・ロード 』
ジャック・ケルアック/青山南訳　河出文庫
若い作家サルとその親友ディーンは、自由を求めて広大なアメリカ大陸を疾駆する。ボブ・ディランに「ぼくの人生を変えた本」と言わしめた青春のバイブル!

『知覚の扉 』
オルダス・ハクスリー/河村錠一郎訳　平凡社ライブラリー
幻覚剤メスカリンが、かつての幻視者、芸術家たちの経験を蘇らせる。知覚の可能性の探究を通してハクスリーが芸術を、文明の未来を語り、以後のさまざまなニューエイジ運動の火つけ役ともなった名エッセイ。

『本当の戦争の話をしよう』
ティム・オブライエン/村上春樹訳　文春文庫
人を殺すということ、失った戦友、帰還の後の 日々――ヴェトナム戦争で若者が見たものとは?　胸の内に「戦争」を抱えたすべての人に贈る真実の物語。鮮烈な短篇作品二十二篇収録。

『ヘルズエンジェルズ』
ハンター・S・トンプソン/石丸元章訳　リトルモア
アメリカ最大のアウトロー・バイカー集団、「ヘルズエンジェルズ」を、18 ヶ月に渡り密着取材し、集団の内側から活写したトンプソン伝説のデビュー作。

『時計仕掛けのオレンジ』
アントニイ・バージェス/乾信一郎訳ハヤカワepi文庫
スタンリー・キューブリック監督映画原作にして、英国の二十世紀文学を代表するベスト・クラシック。

『マンソン・ファミリー　悪魔に捧げたわたしの 22 カ月』
ダイアン・レイク/山北めぐみ訳　ハーパーBOOKS
シャロン・テート殺害事件によって60年代の祝祭ムードは終わりを迎え、アメリカは70年代に突入した。犯人集団マンソン・ファミリーの一員と なった著者による壮絶な自伝。

『ザ・ガールズ』
エマ・クライン/堀江里美訳　早川書房
チャールズ・マンソンらの事件を題材に、ヒリヒリした思春期を描く、全米40万部突破の世界的ベストセラー !

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『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』
著：テイラー・ジェンキンス・リード / 訳：浅倉卓弥
四六判並製/416ページ/本体価格2400円＋税
ISBN 978-4-86528-063-0
左右社
全国書店にて大好評発売中！