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ホームバーの観察で、スマホゲームの気配りが見えてきた。

先日初めて、スマホを機種変更しました。iPhone 7plusからiPhone12 proへと。
(スマホデビューが2017年と遅かったのは、ガラケーが好きだったのと、スマホゲームにはまりすぎるだろうと思ったからです。当時はゲームのライターになるとは思いもしなかった。今はがっつりはまっています。)

最新のスマホゲームはiPhone 8以降推奨のものが増えてきて、そろそろ変えようと思っているところに、スマホの不調が重なり。いよいよ機種変に踏み切ったのですが……。

画面の縦横比が7plusと変わって、横画面で遊ぶスマホゲームのレイアウトが少し変わって、最初は見慣れない。

スマホを横にしたときに左右に広くなったことで、『CytusⅡ』のような上下に往復する音ゲーも、縦が短くなったように感じる。(録画した動画を見比べたら、実際わずかに短くなってた。)
ノーツが密集するので、ノーツサイズを小さくしました。

画像はコントロールセンターをオンにして撮影した動画のスクショです。

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横画面で遊ぶ『プロジェクトセカイ』のような上からノーツが落ちる音ゲーも、ほんのちょっと縦が短くなってる。こちらはすぐ慣れました。
なるほど『プロジェクトセカイ』大会出場ユーザーはiPadばかり使っているわけだと納得。縦が長いと、ノーツを視認してからタップするまでの余裕ができますからね。

こちらの画像も、コントロールセンターをオンにして撮影した動画のスクショ。

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驚いたのが、iPhone12はゲーム中もホームバーが表示されるんですね!画面下部に横線のようなものが。
『Fate/Grand Order』のバトルの様子。画面をしばらくタップしないとホームバーが消えます。

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パスコードを設定してからコントロールセンターをオンにすれば、ホームバーが完全に消えますが、元から消えないのか。
色々検索したら、表示を消したいゲーマーが多いようで、同志よ……!と思った。

けれど遊んでいるうちに、常に消えたら困ることもあると気付きました。

たとえば、今コントロールセンターがオンかオフか分からなくなり、オンライン対戦中にうっかり上スワイプでホーム画面になるときも。通信が切断されてしまう。これは怖い。

コントロールセンターをオンにしたら、そのような切断がなくなりますが、スクリーンショットが撮れなくなるのがジレンマですね。
パスコードの入力や、顔認証のface IDでコントロールセンターをオフにすると撮れます。

なので、「タップするとスクリーンショットが撮れるボタン」や「リザルトを画像で保存できるボタン」などがあるゲームは非常にありがたいです。なるべく多くのスマホゲームに導入されてほしいシステムでした。

『プロジェクトセカイ』のバーチャルライブでは、カメラボタンをタップすると、このようにUIが消えたスクリーンショットが保存されます。

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『CytusII』のリザルト画面で、右上の「シェア」をタップすると、シェア方法を選べて、ちびキャラとコメントが追加された画像をスマホに保存することもできます。

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そしてここからが本題なのですが、ゲームによってホームバーの表示のされ方、消え方も異なる!これには驚きましたし、スタッフさんの気配りまで伝わってきました。

まず表示のされ方なのですが、常時すりガラスのように、画面の色がホームバーにもぼんやり反映されているものも。『ツイステッドワンダーランド』など。スマートな印象。

アプリを閉じようと、ホームバー近くを一度スワイプすると色が濃く変わります。このときホームバーが白からグレーのグラデーションになっているのがオシャレ。

ホームバーを二度のスワイプでアプリを閉じることができるようになっているのが親切。誤ったアプリ終了が起きなくて、とてもいいと思います。

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SF世界観のゲームなので、UIデザインとマッチしていて、半透明のホームバーが表示されていても違和感がほぼない『CytusⅡ』。

これはスタッフさん、配置の位置まで考え抜いているのではないでしょうか。ホームバーに触れないようになってる。すごい。

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イベントストーリーを読んでいる時、画面をタップするとホームバーが一時的に表示されますが、時間経過で消える『Fate/Grand Order』。

カードを全画面表示したときに、ホームバーが消えるのも素晴らしい。

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ストーリーを読んでいるとき、タップ時は白だったりするホームバーが、グレーになってから透明度が上がっていき、だんだん消える。
宝具演出時やガチャ演出時、画面が真っ白になるときは一時的に消える。
ホームバー後ろにある背景の色によって、ホームバーの色が変わるのには驚きました。

[動画は音が出ます]

制作者側の苦労は想像することしかできませんが、プラットフォーム側の仕様に合わせてのゲーム制作は、とても大変なはずです。

今までは個人的に、スマホゲームは「ロード画面でサービス精神が分かる」という持論がありました。もちろん例外もありますが。
『A3!』のロード画面を初めて見たときは、ボイス付きで驚きました。

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これに加えて、今後は「ホームバーの表示のされかた」。
そして「コントロールセンターが必須なゲームで、ゲーム側で対策されているか」。(うっかりスワイプでアプリが中断、通信切断したらどうなるか、そうできないようになっているか、コントロールセンターがオンでもスクリーンショットが撮れるか)
などの注目する点が増えました。

ユーザビリティが高いゲームに出会えると、いっそう嬉しくなりそうです。


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