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食べること vol.6 (体にいいということからだけでchoiceすることへの違和感について)

いきなり社会派みたいなタイトルに感じた方もいるかも?ですが、今日いろいろと感じたこと、考えたことをシェアしたい衝動が突然湧き上がったので、色褪せないうちに書いてみます。

私の学んでいるAyurvedaは、食べものをエネルギーとして捉えるという話は書きましたが、その食べものが持っている質、例えば冷性とか温性とか乾性とか油性などがもたらすエネルギーとしてだけではない、ということをハッキリと今は感じています。そしてそれは「いい質」「わるい質」というくくりでは語りきれないと思うのです。「身体にいい、悪い」という基準で食べものをchoiceすることも一つのchoiceまでの過程の旅として、そして通過点としてアリだろうと思います。かつて私もそうやってchoiceしていたような気がします。そしてそれさえも、個人の choiceするという過程において正解も不正解もなく、そのひとに訪れる「体験」でしかないと思っています。

身体にいい、消化にいい、身体を強くする、身体を浄化する、身体を整える、肌にいい、アンチエイジングにいい、疲れにくい体に有効、女性ホルモンに有効、肝臓にいい、骨を強くする、老化に打ち勝つ...などなどなど、言葉を並べ始めたらどこかの健康雑誌の見出しみたいになってきてしまいましたがなw
こういうワードってとても魅力的だし、それを手に入れたくて食べものをchoiceすることが健康に気を使っている方の多くがそうではないかと感じます。そして事実、それが結果的に正解でもあり、不正解でもあり、なんだかものすごく曖昧模糊としているようにわたしは感じてしまうのです。

ここでこれをAyurveda的にさらっと言ってしまうのであれば、一人ひとり体質が違うのだからそりゃそうでしょ、体にいいと言われている納豆だってカパが多い体質のひとが毎日摂っていたらもしかしたら身体に未消化物(アーマといいます)が溜まりやすくなってしまうかもしれないし、腸活しているからって毎日かかさず無糖の酸っぱいヨーグルト食べてますっいうピッタ体質の強い方は、肌が荒れたり謎の痒みが出たりするかもしれない。不調や疲れの手助けをしてしまっているかもしれない。でも、わたしが今日言いたいことはそこではないのです。(ややこしい)

例えば、Ayurvedaではghee(ギー)は、100通りの使い方と薬効がある最高のオイルと言われています。オージャス、簡単にいうと生命エネルギーがとっても詰まっていて、もちろん美容にもいいし、身体に蓄積しにくい奇跡の動物性オイルだとAyurvedaのドクターもいいます。
そもそも、牛ちゃんはヨガ的に最も尊い行為「与える」象徴でもあり、その牛ちゃんのお乳(牛乳)が発酵してできたバターに火を入れ丁寧に精製し、ぎゅーっと凝縮されたものがギーなのでそりゃもう大変な薬効と、恩恵を与えてくれると考えられています。牛ちゃんは、自分の子供に与える以上の量のお乳を作り、そのお乳を私たち人間までにも無償で与えてくれる。神さまのような牛ちゃん。ありがとう。

が、しかしです。
今の現代においてのミルク事情、乳製品事情を知れば知るほど、人間がそのストーリーを利用しているようにしか思えなくなりました。(その類の利用は食べものだけ、乳製品だけに限らないです)そして、私は牛乳やヤギミルクなどの動物性乳製品をchoiceすることを実践可能な限り、やめました。gheeでさえも、今あるものを使い切ったら、使うことをやめるかもしれません。本来のストーリーの先にあるgheeと、その栄養価、ポジティブ要素だけに光を当てたgheeはまるで別物だし、何か大切なものを置き去りにしてる感がハンバないのです。わたしにとっては。でも、この違和感、持つ方も少なくないんじゃないかなぁ。どうでしょう?

もはやレイプと何も変わらない人工授精をされることもなく、自分の子供にもたっぷりとお乳を与えることができ、ずっと妊娠しているかお乳を出しているかなんていう牛生でなく、自由に遊ぶことができて、お胸が張ったら牛ちゃんたちが自分の子供達に与えた後の余剰分を牛ちゃんたちと暮らし共存しているひとたちがお乳を絞ってくれて、もしもそのお乳をいただくことができるなら、喜んでchoiceしたい。これっってわたしにとっては綺麗事でもなんでもなくて、本気でそう思っています。でも、そうやって生きている乳牛たちを少なくとも私は知らないんです。知っている方がいたら、教えて欲しいです。(切実)

なんでもそうだと思うのだけど大量生産・大量供給を可能にするシステムを構築するのであれば、どこかに歪みが出る。だって、求めているひとが世界中にたくさんいる限り、たくさん作れば売れるし、利益が出て、経済が潤い、豊かになろうとするのが人間。いいもわるいもなく、そういう世界に私たちは生きている。

でも、それって、本当なんだろうか。
それって本当に必要なことなんだろうか。

常にスーパーにはたっぷりの陳列物が並び、いつでもどこでも、どこの国のものでも手に入る。まるで棚がスカスカなんて店としてはみっともなくて、品揃え・在庫豊富であることが豊かさの象徴であるかのような印象さえ受ける。

以前カリフォルニアのオーガニックスーパーに行った時、サーフィン界のスーパースターであるロブマチャド氏が、じっくり吟味した一個のトマトと一個のアボカドと1束のパクチーを手に持ってレジに並び、支払いを済ませたあと、サッと帰って行ったのを目撃したのだけど、すごく豊かでクールな光景として目に焼き付いています。

身体にいい・悪い、エネルギーが高い・低い、値段が安い・高いというchoiceの前に、それって本当?それって本当に必要?って自分の内側に聞いてみることを習慣付けたいと思っています。誰かに聞くのでなく、ましてやGoogle先生に聞くのでなく、たった一人のわたし自身に向かって聞くこと。それをchoiceすることが自分のワクワクとウキウキに繋がっているのか。自分にとってあー、幸せだぁーーーって心底感じるような喜びに繋がっていなかったら、基本やめてみる。

「え、なんかめんどくさいんですけどー」って思ったあなた。わかります分かります。でもあえてちょっとしたプレイとして、遊びとしてまずは時々、やってみるのはいかがでしょうか?わたしの個人体験として、劇的に、世界が鮮やかになりました。そしてこの変化は更新され続けられるだろうと思います。
シンクロと呼ばれることが日常生活においてバンバン出てきます。自分のいる世界には面白いひと、心優しきひと、応援したいひと、応援してくれるひとしか基本いなくなります。ウッソだぁ!って思う方は、思っていいので、チラッとやってみたらいい。自分軸って言葉の表す意味が分かってきちゃいます。知らんけどw

10/1から新プロジェクト、スタートします。
オンラインで基本的に毎日朝晩の誘導瞑想、ヨガ、LIFEについてのお話、Ayurveda easycooking、など1ヶ月でコツコツ体験ができる内容です。
ご興味持ってくださった方はぜひリンク先をご覧ください。
【Find yourself 〜自分と約束する1ヶ月〜】

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