Sayuri Ashizawa

約10年間、損害保険会社員と並行してヨガ講師として活動。退社後ヨガとアーユルヴェーダの講師をしていたが、2021年より地球の力学視点から骨格構造を建て直す骨格ボディメイクセッションを提供、また思い込みを解くシンプルな体験型ワーク「秘行」公認ファシリテーターとして活動している。

Sayuri Ashizawa

約10年間、損害保険会社員と並行してヨガ講師として活動。退社後ヨガとアーユルヴェーダの講師をしていたが、2021年より地球の力学視点から骨格構造を建て直す骨格ボディメイクセッションを提供、また思い込みを解くシンプルな体験型ワーク「秘行」公認ファシリテーターとして活動している。

マガジン

  • ボディクリーニングセラピスト養成講座について

  • Italia🇮🇹撮影旅

  • 自叙伝

    あまりに遠回りしてきたかのように見える私が 「自分には自分しかいない、そしてわたしは大丈夫」 と、48歳で分かるまでのお話です。

  • 骨格から還るボディセッション

    地球の力学に沿って骨格構造を建て直す完全プライベートセッションと、養成講座について掲載しています

最近の記事

変わっていくことへの降参について

朝から予定を盛大に勘違いし、割と早い時間に鎌倉駅のカフェにいる。 そもそも日が違うほどの勘違い。あぁ、あたしってw でもそのお陰でまだ行き交う人も少ない清々とした時間にカフェにいる。 なんていい日なんだろう。 桜がここそこに咲いている。山にも、街にも。 夜になっても明るく感じるほどのこの季節らしさを愛している。 湿った雨の匂いと土や草の匂いを鼻から、肌から吸い込む。 楽園は遠くのどこかではなく、自分の中にあるんだなぁと感じる。 観光客の方たちが楽しげにカメラを向け合って

    • わたしが骨格メソッド®︎の一つである「ボディクリーニング®︎」セラピスト養成講座をする理由

      『身体の絡まりは、心の絡まり、心の絡まりは、人生の絡まりとなって現れる』 これは、わたしが47歳で骨格メソッドに出会い、「NO努力NO意識」で49歳のいま、ある種のスピード感を持って変化した身体から、ありありと感じていることです。 それまでの20年弱、会社員時代に出逢ったヨガに惚れ込み、わたしの日常はヨガと共にあったと言っても言い過ぎではないと思います。InstagramやTwitter(現在のx)のプロフィールにも「yoga is life」と堂々と書いてしまうくらい(

      • ボディクリーニング®︎セラピスト養成講座受講生の声

        これまで本講座にご参加いただいた卒業生からの声を一部掲載させていただきます。 本講座への参加にご興味ある方や、これから進む道への何か参考になれば嬉しいです。 Q.このコースへの感想をお聞かせください 何時間も練習するのに、自分自身の身体が軽く楽になって帰れることに驚きでした。本当に魔法のように動きやすく身体が変わり、毎回みんなで身体の変わり方に笑ってしまうほどでした。和気あいあいな中で、いつも練習会が楽しみでした!(相模原市在住:カズコさん) ボディクリーニングがどう

        • 【2023年最新】ボディクリーニング®️セラピスト養成講座について

          「ボディクリーニング®︎」ってそもそも何だろう?地球の重力下で進化してきた脊椎動物の私たち。二足歩行ができる人類の構造、機能を物理的視点で捉え骨格構造から建て直す「骨格メソッド®︎」の一つが「ボディクリーニング®︎」です。 また、筋肉が硬くなっていたり、痛みやコリが現れているパーツの「部分」にアプローチするのでなく、身体を「立体物」として捉え、「全体」の筋膜をリリースする技術が「ボディクリーニング®︎」です。 筋膜は、筋肉を包む膜のことで、全身タイツのように体全体に張り巡

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        • ボディクリーニングセラピスト養成講座について
          3本
        • Italia🇮🇹撮影旅
          2本
        • 自叙伝
          13本
        • 骨格から還るボディセッション
          4本

        記事

          Italia🇮🇹撮影旅②

          次に選んだ街は海辺の小さな港町、ポリニャーノだった。マテラとは一転して、暗さより抜けた明るさがある街だった。どこか私たちが住む地元の街に似た雰囲気があってこちらもどこを切り取っても絵になる可愛い街だった。ばさっと干している洗濯物の風景でさえ可愛かった。気楽な感じで暮らしている街の人の気配が心地よく、そこに暮らしている自分を想像したりもした。 けいちゃんはマテラの底冷えからか体調を崩していた。とにかく無理は禁物、体力温存を優先してもらった。 1人で街のトラットリアに入り、白

          Italia🇮🇹撮影旅②

          Italia🇮🇹撮影旅①

          2022.11月、友人であり、わたしのこれからの表現に関してのブランディングをお願いしたケイトちゃんとイタリアに行くことになった。 わたしのこれまでと、新しい扉を開くきっかけの一つである「骨格ボディメイク」「秘行」を絶賛、体験体感継続中の今を言葉だけでなく、ビジュアルでも表現していくのに写真というツールを用意したかった。 「さゆりさんのイメージに合う場所は日本じゃないかもしれない。例えば、イタリアとかスペインとかもアリかもね」 ケイトちゃんのその言葉に最初は、 え?イ

          Italia🇮🇹撮影旅①

          あとがき

          自叙伝を書こう、というアイデアを実行できたきっかけをくれたのは、友人でもあり、これからのわたしの表現の場を考えていく第3の目となってくれた友人、ケイトちゃんでした。 わたしはケイトちゃんにブランディングをお願いすることにし、イタリアに行って写真も撮ってもらいました。(イタリア🇮🇹のことについてはまた書きます) そして日本に帰ってきてから「今のさゆりさんをみてこれまでのストーリーを知りたい人はたくさんいると思うよ。」という言葉に後押しされて、2ヶ月弱かけてメモに書き始めまし

          【その11】そしてここにわたしがいる

          どれくらい前だったか記憶が曖昧だが、5、6年ほど前に見つけたブログがあった。 そのブログは『40年かけて自分は「大丈夫」だということを知った』経緯を歩んできた1人の女性の「自伝」だった。 波瀾万丈の末の成功物語とか、暴露ものではなく、未経験で夜のホステスをしてぶっちぎりNo.1になったり、かと思えば驚異的な集中力でこれまた未経験の大工や左官まで超プロ級にこなしたり、結婚と離婚、渡伊と再婚、日常の中で様々の気づきを得ながら生きるミユさんと名乗る彼女の自伝を一気に読んだ。 な

          【その11】そしてここにわたしがいる

          【その10】闇の極まりを抜けた先へ

          そして2ヶ月ほどで目標だった100セッションを超えた。 次はモニター価格から正式価格への移行を考えていかないといけない。途端に怖くなった。 値段をあげることでお客さまが減ったらどうしよう。モニター価格でもう少しだけ、継続しようかな。でもどこかで「大丈夫、なるようになる。腹を決めるだけだ。」と思えている自分もいた。私の周りにいてくれる友人たちも、絶対大丈夫だと口々に言ってくれた。 怖いだろうけど、さゆりさんは絶対大丈夫。 進んでいこうよ。 そのエネルギーに支えられながら、6

          【その10】闇の極まりを抜けた先へ

          【その9】序章からのグラデーション

          そして2020年、コロナ禍がやってきた。 ヨガのクラスが休講になったり、マスクを着用してのクラス開催になったり、アーユルヴェーダでも調理を伴う講座はできなくなった。 私はクラスを減らし、東京でのクラスも辞めた。そして手探りながらオンラインクラスも自主開催するようになった。物理的な時間が生まれ、自分自身もオンラインでの誘導瞑想やzoomでさまざまなクラスを受けるようになった。世の中全体の動きが止まったような静かな時間が新鮮だった。犬の散歩以外、出掛ける予定がないということにホッ

          【その9】序章からのグラデーション

          【その8】人生のリスタート、あくまで序章

          私は海の近くに部屋を借り、何度目かの1人暮らしを始めた。念願だったサーフィンも再開した。担当しているヨガクラスやWS、アーユルヴェーダの講座で忙しい毎日だったし、ちょうどその頃にご縁あってアスレチックブランドのルルレモン湘南店アンバサダーに選出された。4年ほど前から学んでいたアーユルヴェーダにもこれまでにない使命感に燃えていた。 ああ、ここからが私の新しいスタートだ。 やっとここからわたしの人生が始まるんだと思った。 その頃、7年くらい前から知り合いだった男性と付き合うこ

          【その8】人生のリスタート、あくまで序章

          自叙伝なんで書いてるの?

          人生のあまりに多くの無駄のように思える時間を使って、一周回って行き着いた先は、あまりにシンプルなことでした。 わたしには「わたし」がいる わたしには「わたし」しかいない わたし以外の誰かや何かは「わたし」ではない 未来はことごとく、いつだって予想と違う。 ならば、限りなく自由に、やりたいようにやればいいじゃないか。何を感じようと、考えようと、しようとも、大丈夫なのだから!!!! 飛び込んで怪我しようが、しんどかろうが、大丈夫なのだから!!!!!! そうだよね、それしかな

          自叙伝なんで書いてるの?

          【その7】ループは続くよどこまでも?

          結婚して2年目の秋、犬も一緒の伊豆旅行から帰ってきた夜だった。 隣に寝ていた彼に触れられた時に、ほとんど無意識にその腕を思いっきり振り払ってしまった。大声でやめて!!と言ったような気もする。 翌日、当たり前だが、彼は非常に機嫌が悪く、無言で会社に出勤して行った。そしてこれまでも何度となく送られてきた私への痛烈な非難と、いかに傷ついたかがびっしりと書かれたLINEが送られてきた。私はそれまでそういった非難めいた言葉を受けるたびに、心臓がばくばくし、ああ、またやってしまった…ど

          【その7】ループは続くよどこまでも?

          【その6】2回目の結婚

          しばらく実家暮らしだった私は2011年の夏にまた都内に部屋を借りた。そしてあんなに傷心だったはずが、私を好きだと言ってくれる男性と付き合いだした。イケメンで英語が堪能で、外資系企業に勤めるヨガに興味がある人だった。そしていつかのデジャブのように、父親はエリート、親に愛されていない、親にずっと諦められてきたと思っている人だった。離婚を2回経験しており、子供がひとりいたが一緒には暮らしておらず、心に深い傷がある人なんだなと思った。私といることで彼本来の良さと溌剌とした明るさが戻る

          【その6】2回目の結婚

          【その5 】最初の離婚と恋らしきもの

          そしてその頃、友人に連れていかれた個展で、年下のアーティストの香りがする子に出会い、その軽やかさと私には持っていない感性や独創性、そして自由な場所に連れて行ってくれそうな雰囲気に惹かれ、まさかのあっという間に恋に落ちた。なんだか運命だと思った。(何回目?w) 家族にも全面的に好かれていた優しい夫との関係に半ば無理やり終止符を打ち、保険会社に転職し、懇意にしていた上司に経済的に助けてもらい、都内に部屋を借りた。年下の彼との毎日は刺激的で楽しく、ヨガの練習はあっという間にそっち

          【その5 】最初の離婚と恋らしきもの

          【その4】ヨガと出会う

          そしてその頃、ヨガに出会った。 幼少時からなぜか仏教や仏像や東洋思想的なものに惹かれていたこともあって、「魂と体の浄化」というコンセプトに興味を持った。インターネットで調べたら、通勤定期で通えるところにインターナショナルヨガセンターの九段下スタジオがあることを知り、思い切って行ってみた。 静まり返ったスタジオ、よくわからないお経のようなマントラ、規則的な呼吸音、インストラクターの方のポーズを真似するというより、決まっている動きを次々に淡々と行う生徒さんたちの雰囲気に心を持って

          【その4】ヨガと出会う