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日本で一番税金を納めている人の、知られざるエピソード

去年の秋から作戦を立て、紆余曲折を経て
7月29日、斎藤一人さん、柴村恵美子さん著『斎藤一人 人は死んでも生き続ける』(PHP研究所)が全国書店にて発売‼ とあいなりました。

そうです、モンPの助言をいただいて企画書をPHPさんに持ち込んでいただいたところ、想定していなかった、逆提案をいただいた、という、あの本です。

これがいよいよ、全国の書店さんに並んだ、というわけで…。

モンPの、越智秀樹さんをはじめ、
みなみなさまに、感謝申し上げる次第でありますm(__)m

今回は、斎藤一人さんのことについて、お話しさせていただければと思います。


「さい」の字、間違ったのは私なんです‼

20代の方はご存じないかもしれないのですが、
以前は、毎春、全国高額納税者番付(以下、長者番付)、というのが公表されていて、その頃になると日本中、「今年は誰がいちばんだろうね」って、盛りあがっていたのです。

前年にミリオンセラーになった本の作者やアーティストの名前がのぼったり、株や不動産の売買であげた収益に対する納税額が高額だった方々の名前がのぼったりしていたのですが、
事業収益のみ、つまり本業の利益に対する納税額で長者番付に名前が出るようになった【謎の人物】がひそかにマスコミが注目していました。

なぜ【謎の人物】と呼ばれるのかというと、その方はマスコミの前には現れない、写真も公開されていないからです。

この人物が、そう、斎藤一人さん。

斎藤一人さんと書いたのですが、実は、「斎」という字は間違いで、正しくて「斉」なのです。

故意にそうしたわけではなく、これは一人さんの処女作である『変な人の書いた成功法則』をお手伝いさせていただいた私・道井の誤植でございます。

そうそう、誤植したまま、20年以上も「斎藤一人さん」という名前で本が出続けているわけでございます。

「間違っていた‼」ということに気づいたのは、おはずかしいことに、なんと、10数年前のことでした(つまり、『変な人の書いた成功法則』出版から10数年もの月日が流れておりました)。

とりかえしのつかない間違いをしてしまって、
目の前がまっくら、どころじゃない、
気づいた頃には、すでに何百冊も「斎藤一人さん」という
お名前で本が出ているのですから、
それを修正するとなると、どれくらいの手間暇とお金がかかるのか、
ソレを思うと、頭がくらくら、冷や汗ダラダラでした。

まずは、一人さんに謝ろう、そして自分ができる範囲の、誠心誠意をつくすしかないと思い、一人さんにお会いしてお詫びしたところ、

ひとりさんは笑って
「そんなの、最初から知ってるよ」って。

へ? な、なんですと!

ひとりさんは続けて、「うちの人たちだって、誰一人として気づかなかったんだ。
このままでいこうよ」と。

そんなわけで、現在もなお『斎藤一人』という名前で本が出ている、というわけですが・・・。

それにしても一人さん、大きいです。

私には、こんなことを言う資格はない、
非常におこがましいのですが、
斎藤一人さんという方は、とても大きな方です。

「視野が広いって、どういうことだと思う?」

それにしても、一人さんの大きさは、何に由来するんだろう?
そう感じた方も少なくないことでしょう。

いろいろな要因が考えられるのですが、その中の一つに
「視野の広さ」というものがあります。

お釈迦様がある事実や事態がいかに構成されているかを正しく分析し、認識するために説いた十の如是、つまり10の要因によって現れてきている、
という考え方があるわけですが、

一人さんも、いろんな側面からものごと、人物、現象をとらえているのだと思います。

それも、今世だけに要因を求めるのではなく、過去世にまで視野を広げて、こうなるには何かわけがあった(過去世からの因縁)のであろうと、一人さんは考える。

そのようなお話を以前、うかがったことがあります。
そして、「そういうのが視野が広いと言うんだよ」と教わりました。

その辺のこと、つまり視野が広がる一人さんの考え方を、
『斎藤一人 人は死んでも生き続ける』のなかに
盛り込まさせていただきましたので、
ご興味のある方は、ぜひ、書店さんで手に取ってみていただけると
さいわいでございます。

目の前にいるのは〝昨日の自分〟じゃないか

ここまで読んでくださった方の多くは、
一人さんって、ものすごい聖人君子、そう思われたかもしれませんが、以前、こんなことがありました。

一人さんのすすめで、私・道井、本を出版させていただいたことがあります。
そのとき、ちょっと、いろんなことがありましてね。

詳しい話は、次回(これから出版したいという方に伝えたいことがあるんです)、お話しさせていただければと思うのですが、

まあ、要するに、ちょっっと小ばかにされたのです、私が。

それを知った一人さんが「本のタイトルに斎藤一人という名前がついたら、オレの子分なんだ、子分がバカにされて平気でいられる親分がいるか‼」と激怒りになり・・・。

ひゃ~、ひとりさん、ごめんなさい、と思って、私、言ったんです。
「一人さんの顔に泥を塗るような方とは、もうお付き合いしません」と。

そしたら、一人さんは「オレはそんなことで怒ってるんじゃないんだよ」と。

そして、続けてこうおっしゃったのです。

「みちいちゃんはこの業界は長いけど、著者としては新人なんだよ。
新人のときは、そういうことを言われれるもんなの。
だから、これから実力をつけていくことだよ。
道井さゆりが携わると、本が売れる、という評判が立つくらいの本をこれから作っていくしかないの。
だけど、オレが言いたいのはね、オレが怒っているのはね、
人を小馬鹿にするようなことを言った人たちも過去に散々そういうことをされてきたんだよ。
それを、自分たちがやられて嫌ことを自分はやらなきゃ、因果は解消されるのに
なぜ、他の人にやるんだよ。
目の前にいるのは〝昨日の自分〟じゃないか」

いま、あのときの一人さんの言葉を思い出すと、本当に、スゴイ人と出会ってしまったんだなとしみじみ思います。

そして・・・。

今も私の部屋には、文字起こしを待っている音源が山のようにあるんです。
一人さんから預かった宝物を、どのような形で残していくか。
それを今、考えているところです。

それと同時に、新しい扉を開く準備を、できることからはじめています。
次回は、そのあたりのことをお話させていただければと思います。

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