最近の記事

母親がの祖父母の貯蓄を使い果たし、親族に勘当された。 私は19で母親から逃げるように上京しそれ以降ロクに実家に帰省していない。 親族には償いに ・代わりに祖父母の面倒を自分の家でみる。家は売りたくない。私の最後の砦だからここで死にたい。 と言い取引をしたそうだ。  半年ぶりに会った祖母はヘルニアを拗らせ歩けなくなっていた。もう骨と皮だけで寝たきりになっていた。年齢は確か88歳なので無理もない。 祖父が静かに祖母の隣に座り、様子を見ていた。母親はどこかへ黙って出かけていた

    • 美醜の呪い

      物心ついた頃から母親に「ブス」と呼ばれていた。 「サユリちゃんは目が小さくていつも怒ってるみたいで本当にブス。怒った顔はもっとブス。」母親はニコニコしながら毎日毎日言ってきた。耐えず泣き出すと母親はもっと嬉しそうな顔をして「泣き顔はもっとブスね。」と笑って言った。 保育園の送迎の時「〇〇ちゃんは目がおっきくて髪の毛もふわふわで色が白くてお姫様みたいでとってもかわいい。ママは目の大きな可愛い女の子の子供が欲しかったな。」ともよく言っていた。 生まれて直ぐに「ブス」のレッテル

      • 性的倒錯

        「写真について性的な目で見られることに嫌悪はないのか?」とのご質問を頂いた事が有ります。 私が服を脱ぐのは、私にしかできない表現、頭の先から爪先まで全く同じものを持つ人は世界中どこを探してもいないと思います。ただ一つ決定打に自分の裸体は自分だけの所有物、表現物であると認識しています。 服を脱いだら皆持っているものは同じですし、お肉を食べたい、眠いので眠りたい、と言う欲求は考えるなと言われても難しい、と言うより不可能です。なので "性的に見られる/見ることは否定も肯定もし

        • ポートレート写真界隈の現状への問題意識について

          本記事公開までの経緯 ここ数日間に渡り某カメラマンによる猥褻行為に関する騒動や、私が作成した撮影についての同意書について、様々な声が届きました。 その内容を受け、界隈の現状へ問題意識を投げかける必要があるとを実感し、本記事公開に至りました。 なお今回の記事にある某カメラマンの猥褻行為など準強姦に値する被害の告発内容に関しては、被害者から公開の同意を得たうえで記しております。 カメラマンとして活動する方、またこれから被写体として活動してみたいという方に是非ご一読頂きますと幸

          自己防衛のライフハック

          以下私が撮影時に取らせている自己防衛のためのライフハックを書かせていただきます。 ●場所代の折半、または負担私の場合はカメラマンに経費の全てを払わせることに抵抗があります。何故ならば、相手に良くも悪くも金銭的に払って頂いてしまった場合、それが性的な要求の対価となるかのような印象を相手に抱かせ、自分としてもその時点で上下関係が構築されてしまうように感じるからです。私の場合は個人事業主にて届け出をしていることもあり、なるべく負担、または折半を前提としての撮影を提示するようにして

          自己防衛のライフハック

          性的被害の対策などなど

          まず最初に暴行にも警察の世話にもならないことが一番です。 ●対策方法として1.最低限相手の電話番号を控えましょう。名前も一筆もらえるとよいです。抑止力にもなりますし、トラブルがあった際に一番迅速に相手に一報してくれたり、警察や弁護士が動いてくれます。LINEでは駄目です、情報の引き出しにかなりの日数と手間がかかります。嘘の番号を使われることもあるのでその場で携帯を鳴らすなどをするとよいと思われます。 ▼撮影前の一筆用に作った物です。よかったら参考にするなり、ご自由に印刷し

          性的被害の対策などなど