「専業主婦の人は、なんで働かないの?」って言われても。
9月に廃業届を出したばかり。
これからの自分の生き方だったり、目標が定まらないまま、淡々と日常を過ごしている。
「今はゆっくり過ごしていい時期なんだ」と、自分に言い聞かせてみたりするけど、方向性が定まらない自分に「このままでいいのかな?」と不安になったりもしている。
昨夜、眠れなくて何となくスマホを手にとり、「専業主婦」と検索した。
すると、
「専業主婦の人は、なんで働かないの?」
「0歳から保育園に入れるのに、働かない理由が分かりません」
というような意見が目についた。
すぐに、検索したことを後悔した。
専業主婦であることや働いてないことに後ろめたさを感じている自分には、グサリと刺さる言葉ばかりだったからだ。
決して、専業主婦を否定しているわけではない。
私の場合は、子どもの頃から大人になったらバリバリ働いて自分でしっかり稼げる人になりたいと思っていたのに、そうなれなかった。
だから、「働いていない自分」に対してネガティブな感情があり、専業主婦に対する辛辣なコメントが痛く感じるのだと思う。
「専業主婦」を自分で選ぶことにした。
私は、人より疲れやすく体力もなければ、体調を崩しやすい。
子どもの風邪がうつれば、回復までに2週間はかかる。
夫は残業が多く、近くに子育てを手伝ってもらえる人はいない。
体質改善を試みたけど、どうもうまくいかない。
「みんな無理してでも働いてるんだよ」
「本当に働きたいなら、方法はいくらでもある」
「甘えてないで、もっと頑張ったら?」
そんな声も(自分の中から)聞こえてくる。
でも、今の私が大切にしたいのは、子どもと向き合う時間だ。
自分が子どもと向き合うためには、心にも時間にも体力的にも余裕がないと無理なのが痛いほど分かっている。
だから、もう少し子どもが大きくなるまでは「働かない」と決めた。
自分の頑張りが足りずに「働けない」から専業主婦になったのではなく、子どもとの時間を大切にするために「働かない」ことを選ぶ。
ちょっとしたニュアンスの違いだが、自分で選んでいると自覚することは大きな違いがある。
もちろん、収入は得られない。
でも、家にいるからこそ得られるものもある。
ありがたいことに、今は働かなくても暮らせる環境がある。
そのことに感謝して、毎日を大切に過ごしていきたいと思う。
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