インターネットと、あたし

はじめまして、を書いてから次は何を書こうか考えながらあっという間に時間が経ってしまった。今日は「インターネットと、あたし」と題して綴ってみる。

あたしの人生は、インターネットの話なしでは語れない。今の若い人は物心ついた頃からそうだと思うけれど、あたしが小学生の頃はADSLの時代で自宅にはパソコンすらなかった。友達の家でインターネットに接続してるのを見てたような記憶がある。
もっと小さい頃はパソコンが家にあったけど、ソフトを使ったゲームをしてただけで多分インターネットには繋がっていなかったんじゃないかな。
でも、学校の授業で使うパソコンがすごく楽しかった。唯一好きな時間だった。それでも中学2年頃まで自宅にパソコンはないまま過ごしていた。他の家にも普及し始めたその頃に、どうしても欲しいと泣いてお願いした記憶がある。

そうしてやってきたパソコンとインターネット。

正確な年齢はあまり覚えていないけど、中3の終わり頃には確か掲示板に入り浸ってたと思う。掲示板で友達と毎日のように好きなバンドの話をしていた。あたしの原点はたぶんそこにある。
学校は楽しかった記憶がない。いじめられたこともあった。転校も嫌だった。友達と思ってた人にいとも簡単に裏切られることを知ったのは小学校5年生くらいだった気がする。まぁ今日はその話はやめておくけれど。
だから、あたしは掲示板で年上の人たちと話すことが心地良くて楽しかった。

それから携帯を持つようになって、パケットを気にしながらいろんな交友を広げた。

次は、自分のサイトを作るようになった。
ファンのマナーサイトみたいなものを作ってた。この頃から生意気だ。ファンが語るマナーサイトって(笑)
でもまぁそれなりにアクセス数もあって、いろんな繋がりが増えていって、叩かれることもあった。

確か高2のある日、友達から「後輩が○○(あたし)のこと知ってるって言ってたよ!あのサイトの!?って言ってたよ」なんて教えてくれて、「インターネットってすごい」と思った。
その頃から、あたしは何となくインターネットを通じた仕事をしたいと思うようになった。

中学生の頃からバンドの追っかけを始めて、瞬く間にインターネットの虜になったあの日のあたし。
最初は音楽関係の仕事をしたいと思った。なんて普通。でも、なんとなく一番好きなものは仕事にしない方がいいような気がして、いろんなことを経験させてくれたインターネットに携わる仕事をしようと思った。

そんなあたしは今、WEBデザイナーみたいなことをやっている。

高校生の頃のことはまた改めて書くけれど、今のところ1番辛かった時間かもしれない。まともに生活できない中でも死なずにいれたのは、「インターネット」の世界があったからだと今でも思う。

顔も名前も声も性別も知らない人。

そんな人たちと繋がって生きていた。

何度夜中まで付き合ってもらったかわからない。必死に説得しようとしてくれた人たちの心が、ようやく今になってわかる。
今でも「あの時死ねばよかったのかな」なんて思う日もある。だけど、大抵は寝れば「やっぱり死ななくてよかった」と思えるようになる。
それは当時良くしてくれた人たちのおかげだ。

根本的に、人に頼れない性格のあたし。
だからこの世界が心地良くて、いい意味で気楽で、「生きるために必要な場所」なんだと思った。

だから、高校2年生の時にインターネットの世界で働くことを決めて、今も楽しく仕事をしている。実はこの記事を書いていたのは数ヶ月前だったけれど、いろんな変化があり改めてインターネットの世界に感謝する出来事がいくつかあったから記事を書き上げた。



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