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読書感想文「世界でいちばん大切にしたい会社」を読んで②

以下の記事の続き。読んだときに心に響いたものをひたすらピックアップしていく。


第三部 第三の柱 コンシャスリーダーシップ

この第三部は自分自身にとって気づきが多い内容が盛りだくさん。正直書き残したい内容ばかりだった。

今自分の心に響いた内容を記録していきたいと思う。

3-1 コンシャスリーダーとは

自分の仕事はもちろんのこと、より良き未来を実現するために仕え、そのような未来を導き、その実現のために力を尽くせる機会に大きな喜びと美しさを感じる。使命を実現するために生き、情熱をほかの人々と共有することを強く望む仕事に没頭してもちっとも疲れないどころか、元気と活力を回復してしまう。そのような自分らしさを貫く人だ。

リーダーがどうというのは置いておいて、私自身この通りの仕事、生き方を求めている。この実現したい「使命」を探しているのだ。

偉大なリーダーシップとは、自分らしさを貫くリーダーシップのことです。自分らしさとは性格ではありません。自分は何者か、ということです。自分が誰であるのか、自分の目的は何かを知っているということです。あなたのあるべき姿とはあなたが心のもっとも深いところで信じていること、信念、価値観、情熱、原則など、あなたが心の拠り所とする本当の意味であなたをはっきりと特徴づけるものなのです。

こちらもリーダーシップは置いておいて、自分の心の深いところを見つめている。心の拠り所、アツイもの何があっても揺らがないものを見つけた時に、自分は何者か言語化出来て説明できるようになるのだろう。

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3-2 コンシャス・リーダーになるには

自分の心に従い、目的を見つけ出す

自分自身の存在目的を発見するためには、自分が本当に大切だと思っているものは何かを自問すべきだ。最も情熱を感じる対象は何なのか?最も強く望んでいることは何なのだろう?何もかも自分の思い通りにできるとしたら、いったい何をするだろうか。
心の奥底を覗いてみれば、こうした質問に対する答えがみえてくるはずだ。

心の声に耳を傾け、それに従うことには二つの重要な意味がある。

自己を知る能力を高め、自分の心に本当に従っているときと、迷っている時がわかるようになること

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3-3 恐怖とのつきあい方を学ぶ。

恐怖を感じる瞬間に自分が「怖い」と思う対象が存在していることはめったにないという事である。恐怖とはいほとんどいつも将来に関するものであり、いつか何かが起きるのではないかとの不安に他ならない。
恐怖は自分の心が作り出したもので、現実の世界には存在しない。

将来ではなく、今に意識を集中させることで必要以上のエネルギーを費やさない。なぜなら今には「恐怖」は存在しないからである。存在しないものにはエネルギーを費やすまい。やはりあらゆる本や思想でよく目にする「今に集中する」結局将来は「今」の積み重ね。目的さえ合っていれば、今を積み重ねていくことで、導いていってくれる。

私は今まで「今」への意識が薄く、常に「先の事」に目を向ける癖があったように思う。今思えば不安からくるもの、リスク回避への気持ちが強かった。「失敗したくない」「無駄な時間・資源を費やしたくない」つまり、恐怖からくるものだった。大切な事ではあると思うが、ウェイトが「先の事」の方が大きかった。今を楽しめなかった。次は?これ終わったらはい次!と。フワフワしていて、今を踏みしめられていない感覚だった。

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3-4 徳を磨く

愛、勇気、誠実、寛容、感謝、道場、寛大、自制など、人々が学び、成長するために役立つ最も重要な資質はどこにでも、どんなときにも通用する。これらの資質をすべてそろえていれば、誰もが善人になり、素晴らしい人生を送ることができる。

考え、不安になり、でも何とかなるんだろうなとわかっている自分。私にはスキルだとか技術だとかいうものはない。じゃあどうしようか。

この文章に勇気づけられた。スキル以前に、人間としての資質を厚くすること。今のこのモラトリアムの時期は、この資質を学ばせて頂いているように思う。退職後に出会った人、場所、出来事、そして、自分の過去から。過去を振り返る時間をいただいているが、私はどこで人間として大切なことを学んだのかを再確認している。

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3-5 情緒的知能を育てる

学び、成長するための伝統的な方法は、ソクラテスの「汝を知れ」という言葉通りだ。自己認識。

自らの感情を客観的に把握し、なぜそのような気持ちになっているのかを理解することを通じて自分について多くのことを学ぶことができる。(中略)「なぜ私はこのことに怒っているのだろう?」「なぜこれに興奮しているのか?」「なぜあの人のいらだっているのだろう」「なぜこんなに嬉しいのだろう?」「どうして愛情を感じているのか?」といったことをじもんすることは有益だ。感情の一つ一つが、自分はだれで、何を気にかけているのかに対する窓になる。

自身の棚卸の作業でもやっているのだが、感情の動きから自分の価値観がわかるなって思う。

最近あったモヤモヤしたこと

最近イラっとしたこと

最近テンションあがったこと

最初は、「今までの人生の中で」的なことをやってたんだけど、色々あるし腰が重くなるから、始めやすくかつ記憶が新しいものをピックアップしている。この作業は結構面白い。自分と向き合っている感覚なんだよね。

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感情について自覚的になると、ねたみ、憤慨、欲、くやしさ、恨み、怒り、憎しみといった多くの感情が人生を味気なくしていることに気づき始める。これらは私たちの幸福を高めてくれない。いずれも人の自然な感情だが、あまりにもとらわれすぎると人生が生きやすくなることはまずない。

退職後色々と経験している中で、人生を味気なくしている感情について客観的になる。実際こういった感情は抱いてきた、直近傷ついた時なかなか払拭出来なかった感情だった。頭では「意味があるから起きている」「これいじょう関わらないように神様が守ってくれたんだ」って思えている。ただその時点では心がついていかず、どうしても味気のない感情が沸き起こる。はやく払拭したくて戦ったな。自分と。

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コンシャス・リーダーになるには、「共感力」つまりほかの人がどう感じるかを感じ取る能力を養う必要がある。(中略)感情が豊かになるにつれて、ほかの人の気持ちを理解し、同情する能力も発達してくる。(中略)すべては共感からはじまる。

私がお世話になった上司はまさに「共感力」があったと思う。決して甘やかしではない。私の思いを感じ取ってくださっていた。逆に合わないなと思った上司はここが欠けていたように思う。こちらが話そうとしているにも関わらず「あー、あれやろ、つまりこうやろ」と畳みかけまとめ、話を軽くしようとする。私の説明が悪かったんだと思うし、暗くならないように雰囲気が重くならないようにと彼なりの配慮だったのかもしれないが、当時の私は、話し終わった後、常にモヤモヤした気持ちになっていた。「うーん、そうじゃないんだよな。まぁいいか、もう話してもお互い時間の無駄だ。」と割り切ると同時に「こういう人間にはならない。」と決めたのだった。


3-6 人生とは学習と成長のこと

学び、成長するには、自ら機会を捉え、間違えることを恐れてはならない。

人としてもリーダーとしても成長するために最も有効な方法は人間関係を通じて学ぶことだ。(中略)心を十分に開けば、どんな人でも自分が変化し、進歩する後押しをしてくれるはずだ。

・出会うすべてに人々を自分の師と仰いで接する。

・日記に書き記す(後で読み返し自分の個人的な成長を確認する)

この部分は現在進行形で経験させて頂いている。

「自分以外はみんな先生」これは前職で畑違いの部署に異動になった時に感じた事だった。私は着任当初、あらゆることが理解できず、トンチンカンなことを言っていた。職場の人が皆デキル人に見えたし、30半ばになって新人のような気持ちで居られた。もちろん洗礼もいっぱい受けた。プライドもズタズタ。自分はできない人間だって思ってしまうくらいに。今思えば、どんだけ自分に対する期待値高かったんだよって思うけれど。

落ち込んだ日々が続いたが、みんなすごいなって純粋に思ったし、学ぶことばっかり、先生だ。

ただ、正直まだ心を開き切れていないのも認識している。ほんの一部の人にしか。それは過去の自分への決別ができていないからだと思っている。ここが私の課題だと思う。

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3-7 危機のプロセスに素直に付き合う

自分の意識をなるべく広げるようにし、受け身になりすぎないように努力した。強烈なストレスの下に置かれると。人はつい縮こまり、安心や安全を感じられる場所を探そうとする。ところがたいていの場合、最善の戦略はその逆だ。つまり外に向かって自分の心と気持ちを開放し、逆説的ではあるが、自分をあえて弱い立場にさらすのである。

保身に走らず、しかし辞める事なく、踏ん張る、自分自身の存在目的の一部である夢と目標を実現する努力を続けること、どのような結果になろうとも、自分の心に従い続けよう。

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4.まとめ

自信が気になった事をひたすら書いていたら、なかなかのボリュームになった。

正直「世界でいちばん大切にしたい会社」というタイトルを見て、本書は会社や組織論が書かれたもので、今の私にはあまりマッチしないかもしれないと思いながら開いた。

ところがどっこい。どんぴしゃ。

会社って結局人の集まり。方向性を示すリーダー、まとめるマネージャー、そしてプレイヤー。良い組織であるためには、属する各々が人間力を高めることが必要。本書はその人間力について、リーダー寄りに書かれたものだと捉えた。

なんてありがたいメッセージが詰まっているのだろう。

また時間を置いて読んでみたいと思った。

#読書の秋2021


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