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仕事と名前のこと

私、白湯は現在主に漫画アシスタントで生計を立てております。

アシスタント募集掲示板からのご縁、担当編集さんからの紹介、元アシスタント同僚が一人立ちしてからのご縁、知り合いの知り合いでのご縁…

いろいろなきっかけで、たくさんの現場を体験してきました。
今は4か所の現場を掛け持ちしています。
長い付き合いの関係性のところが多く、気持ちよくお仕事をさせていただいています。



かくいう私も、白湯という名前になる前に連載をしたり単行本を出したり…
その印税もちょこっと生活費の足しになっています。

なぜ名前を変えたかというと、統合失調症だと商業誌の編集さんにカミングアウトすると仕事につながりにくい、という理由がひとつ。
同じ病気を持ち、同じ漫画家兼アシスタントをしている友人の助言です。

だから商業用に名前を分けているのですが、そちらでバリバリできるかというとまた難しいものがあります。名前を変えたもう一つの理由は、漫画制作にモチベーションを持てなくなったというものです。

情報量の多い緻密な絵が目にしんどい…
好きだった作画にワクワクしなくなった…
以前の連載時のクオリティを見込まれると、それに応える力が今はありません。統合失調症の認知機能障害の範疇なのかは分かりませんが、一時はアシスタントの仕事もできるか危ういところでした。

なので、できる限り作画カロリーを落として、心と体に優しい絵柄になって白湯と名乗ることになりました。



漫画アシスタントの仕事もアナログからデジタルに移行し、新しいことも覚えなければいけません。3度目の急性期から絵が負担になっていたのですが、それから2年経ちようやく前向きに作画に取る組めるようになりました。
仕事のご縁が途切れないように、試行錯誤していきたいですね

それから白湯という名前になった理由はもうひとつあるのですが、それはまた別の機会に。



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