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カブリ数物連携宇宙研究機構でみた光景

夏休みに入り、中学一年生の息子と顔を合わせる事がいつもより増えました。そして息子に言われました。またスマホを見ていると。見ているのではなく、note執筆活動です。 でも、スマホと対面している姿ばかり見せるのも…。

子供は、親に言われた事をするのではなく、親の姿を真似ると、読み漁った育児本に、幾度となく書かれていた事を思い出しました。

確かにそうなのです。
私があまり真似されたくないことばかり、似ています。もちろん旦那にも。

私は、ある親子の忘れない光景があります。

それは、カブリ数物連携宇宙研究機構(以下「カブリ」と称する)の一般公開へ行った時の事です。

東京大学の柏キャンパスにカブリはあります。キャンパス内には、宇宙線研究所など様々あります。宇宙線研究所は、あのニュートリノ振動現象の発見でノーベル賞を受賞した、梶田隆章教授が所長の研究所です。

今年の一般公開は、オンラインの予定なので、全国の方が楽しめるかなと思います。
(2020年8月4日現在、10月下旬予定。詳しくは公式サイトへ )

私達夫婦は研究員ではなく、ただの一般人です。卒業生でもありません。
ただ、宇宙の謎に迫りたくなり、最先端の研究所を見たくなったのです。

一般公開には、子供達がたくさん参加していました。息子が小学五年生の時に行きましたが、息子より小さいお子さんもいました。
一般公開では、子供向けのワークショップがあり、子供達も楽しめるように工夫されていました。親子で楽しませていただき感謝しています。

色々と学び、楽しみ、最後にカブリの内部をみる、ガイド付ツアーに参加しました。

ガリレオ・ガリレイが残した言葉

「universo é scritto in lingua matematica(宇宙は数学の言葉によって書かれている)」

カブリ数物連携宇宙研究機構
ホームページより引用


この古いイタリア語が、中央の柱に明記されている部屋を見せていただきました。ティータイムに分野の異なる研究者が交流し、活発な議論が交わされるところです。この空間に立てた私はとても興奮しました。そしてオシャレな雰囲気もありました。

一通り案内され、最後になにげなく通った廊下は、研究者の方々の部屋がありました。
扉が空いていたので横目で一瞬見ました。

研究者の方は机に向かわれていて、まだ未就学児と思われる小さいお子さんが、少し離れたところで椅子に座り、静かにお父さんの様に本を読んでいました。

ほんの一瞬の事でしたが、脳裏に焼きついています。合点がいったのです。

スマホばかりの姿を見せたくないなあと思いつつ、やっぱりnoteは、読むのも投稿するのも楽しいですね。

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