ちゃんぽん

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春の夜

それはそれは楽しい夜だった。 僕はこの言葉が好きだ。好きだからこそ大事に使いたいのだけど、いい夜を過ごすと頭の中にいつも浮かんできてしまう。 今日は長すぎでおなじみ、大学の春休みの最終日。前日に友達に誘われ、元々入っていた予定をうやむやにして同回同学部同学科の4人で鳥貴族に集合。1人は5分前に、僕は定刻過ぎに、1人は道に迷って、1人はTinder女と事を済ませてから1時間半遅れで到着。 言ってしまえばただ楽しくご飯を食べてお酒を飲んだだけ。何気ない夜だと思う。それでもえ

    • 『格好良い/ダサい』vs『大人/子ども』

      昔から、人と違うことが格好良いと思っていた。 小学校低学年の頃は周りが怪談レストランを読んでいる中で精霊の守り人を読み、学年が上がると 「まだ図書室の本読んでんの?」 って顔をして森見登美彦や万城目学を読んでいた。 中学校ではラジオから知り得たロックバンドを聴き漁り、高校生になれば「お笑いはテレビで見るものではない」とライブに足を運んだ。 これが僕にとっての『格好良い』だった。 それは趣味に限った話ではない。人、物、空気、全てに言える話だ。 20分休みに真っ先に校庭でドッ

      • ヘビーローテーション

        人がラジオについて文章を書いていたので真似をする。 初めてラジオを聴いたのは小学6年生だった。 当時の僕には見た目も思想も大人びた友達がいた。 その友達がFMを聴いていると言っていたのが格好良く、僕は一緒に話したいがために父親が持っていたウォークマンでFM802を聴き始めた。 短い人生の間で音楽に触れてこなかった僕にとってラジオの世界はとても新鮮だった。 とはいってもバンドやDJの名前を1つも知らない僕はただただ番組を聴き流して時間を過ごしていた。 ヘビーローテーションと

        • さよなら2020

          はじめまして。こんばんは。 取り急ぎnoteを書くことにしました。 取り急いでいます。 取り急ぎ中ではありますが、2021年2月16日の早朝にして、2020年の振り返りをしたいと思います。 楽しかったなあとか、しんどかったなあとか、毎年あります。 でも、大晦日に紅白なんか見てたら 「ああ今年もいい1年だったなあ」 なんて惑わされるの、あれなんなん。 なんとなく思い返してみると、去年はしんどいことが多かった気がしています。 けど、僕は紅白マジックが解けてないのか、