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新しい環境に飛び込むための準備運動🏋️‍♀️

#読書感想文 「ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー」を読んでみた!

■目的
・人生初の転職をするにあたり、新しい環境で最短で成果を出すためのtipsを理解しておきたい
・学んだことをふまえて目標を設計したり、日々の業務の中でも意識する

■目次
0. はじめに
1. 転職する人が留意すべき点
2. 効率的に学ぶ
3. 上司と成功条件を交渉する
4. 初期の成果を上げる
5. おわりに

0.はじめに
人生初の転職をするにあたり、新しい環境で最短で成果を出すためのtipsを理解して少しでも貢献できるベースを知っておきたいと思い、前職の先輩におすすめされた本を読んでみましたー!😊

一番大事なことは最初の90日を計画して、マイルストーンをひいてフェーズごとに何を達成したいかを整理すること!

「ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー」(はじめに)参照

1.転職する人が留意すべき点
■社外からの参入者がつまずく4つ
・社外から入る場合、情報やコミュニケーションの非公式なネットワークを熟知していない
・企業文化に精通していないため、舵取りが難しい
・新しい人材は組織に知られていないため、社内から昇進した人ほど信用を得られない
・長年社内の人材を登用してきた組織は、部外者を受け入れたくない場合がある

■障壁をブレイクスルーさせる4ポイント
①ビジネス志向:ビジネス環境を理解する
・自分の関わる部分だけではなく、会社全体について学ぶ
Ex)財務、製品、戦略、経営モデル、計画・業績評価システム、タレントマネジメントシステム

②ステークホルダーとのつながり:生産的な仕事上の関係構築
・縦のつながりだけではなく、横のつながり、直接同じ組織には属さない重要人物との関係づくり

③期待の理解:期待値は変化するものと認識し、自分から認識を確認する
・上司へ念には念を入れて期待を確認する
・上司以外の主な関係者の期待も理解して考慮する

④文化への適応:全体としての文化に適応する
・根底にある想定と価値観が、行動の規範とパターンや記号や言語に表れる
・会社の人が使っている共通の言語に自分も早期から適応する

2. 効率的に学ぶ:学習計画を立てる
■学習するファーストステップ
・学習計画とは、重要な問題は何か、どうすればそれらに最善の対応ができるかを事前に考えておくこと
・動(何かをすること)と静(観察し考察すること)のバランスをとる
→既存の構造やプロセスに至っている歴史や背景、意図を理解する
→組織の歴史がわかてこそ、変化あ必要かどうか、現状のままが最適かを判断することができる
・組織の文化と政治を学び、適応することを重視すべき。そうでないと、既存のメンバーから拒絶反応が起き、さらに状態が悪化するリスクがある。

■アクションにつながる理解を深める
・早く適切な判断を下せるようになるための知識(これを身につけることができれば、組織のとっての自分の価値がマイナスからプラスに変わるブレイクイーブンポイントに短期間で達成できる)
・何を学習すべきかを知り、どこへ向かって努力するかを見定める
・知識を得のに最高の情報源を見極め、最小限の時間を投資して最大限の知識を引き出す方法を考える!
・体系的な学習プロセスに従事する計画を立て、情報収集、分析、仮説の設定、検証する循環を生み出す
→最初の方針を決める質問:過去/現在/未来に関する質問を設計する

▼最初の方針を決める質問例(一部抜粋)
・過去に関する質問
[業績] この組織のこれまでの業績はどうだったか。組織内の社員は、業績がどうだったと考えているか
[根本原因] 業績が良かったとしたら、なぜそうだったのか
[変化の歴史] 組織を変えるためにどのような努力が行われたか。その結果どうなったか

・現在に関する質問
[ビジョンと戦略] 公式のビジョンと戦略はどのようなものか
[人] 能力が高い人は誰か、低い人は誰か
[プロセス] 重要なプロセスはどのようなものか
[地雷] 水面下の問題が突如噴出して収拾がつかなくなる可能性はないか
[初期の成果] どのような分野(人、関係づくり、プロセス、製品)で初期の成果を上げられるか
 
・未来に関する質問
[課題と機会] 最も有能な未開拓な機会は何か。その可能性を実現するには、何がどうなればよいか
[障壁と資源] どのような新しい能力を開発または獲得する必要があるか
[文化] 文化のどの要素を守べきか

「ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー」(p.34-37)参照

■最高な情報源の見極め
・ハード面:財務報告書、営業報告書、戦略計画、職務計画、従業員調査、報道記事、業界レポート
・ソフト面:組織の戦略、技術力、文化、政治
*組織内外の重要人物:視点の異なる人々から話を聞くことで、外部の現実と内部の認識の間、経営層と第一線のギャップの理解を深めることができる

▼効果的な質問例
・組織が直面している(または近い将来直面しそうな)最大の課題は何か?
・組織はなぜこれらの課題に直面している、直面しいそうなのか?
・未開拓の成長機会で、最も有望なものは何か?
・これらの機会を活かすには、組織はどうすべきか?
・あなたがもし私の立場だったら、特に何に注意を払うか?

「ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー」(p.42)参照

3. 上司と成功条件を交渉する
・努力次第で望んだ目標を達成するチャンスができるようなゲームを作るため、新しい上司と積極的に関わっていく!
・現実的な予想を設定し、コンセンサスを形成し、十分な資源を確保することこそが成功の下地。(NG:与えられた状況を受け身に捉えてゲームする)

▼新しい上司と生産的な関係を築く基本
・距離を置かない
→上司に自分が取り組んでいる問題を上司に知らせ、上司の期待を知っておく
・不意討ちをしない
→問題が生じつつあると感じたら、すぐに上司に報告する
・問題ばかりを持ち込まず、計画をもっていく
→解決策を作ることに時間と労力を割きすぎず、自分の役割と必要な支援について自分なりの考えを伝える
・チェックリストを読み上げない
→自分が取り組もうとしていること最も重要なことに的を絞り、どのような支援を求めているのか共有する
・上司が変わることを期待しない
→上司のスタイルに合わせることも必要

「ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー」(p.78-80)参照

▼基本的にやるべきこと
・自分に対する期待を早い段階から繰り返し確認する
・関係づくりに全ての責任を負う
・交渉によって現状判断と行動計画作成の時間を確保
・上司にとって重要な分野で初期の成果を目指す
・上司が意見を尊重している人から好評価を得る

「ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー」(p.80-81)参照

▼5つの会話を設計する(①→⑤の順番で少しづつ進める)
①組織の状況について
・STARSポートフォリオに対する上司の見方を理解する
・組織はこれまでどのような過程を経てきたのか
・社内のどのような資源を利用できるか
・上司あ状況をどのように見ているかを把握する
②上司の期待について
・短期的、中期的に期待されていることの認識をすり合わせる
・上司はいつまでに結果を見たいと思っているか
・どのように進捗を評価するか
・成功したと認めれれる条件はなにか
・どれだけの期間で判断するのか
・成功したとして次はどうするのか
・初期に成果を上げる際は、まずは控えめに約束して大きく果たす
③資源について
・成功するために何が必要か
・上司に何をしてもらう必要があるか
・資源が増えればなにができるのか、その効果とコストに上司の目を向けさせる
④仕事のスタイル
・継続的に最良の形で対話していくためにすり合わせる
⑤自己啓発について
・新しい任務について数ヶ月経ったら、自分の仕事ぶりはどうか
・自己啓発の優先事項は何か
・得意分野はどこか、どのような分野で改善したやり方を変えたりする必要があるか
・現在の目標を犠牲にせずに引き受けられるPJや特別任務はあるか

「ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー」(p.82-83)参照

4. 初期の成果を上げる
■連続的に変革の波を起こす計画
・「学習」「サポートの構築」「変革の構築」「結果の観察」の波を作り、何がうまくいって、何がうまくいっていないのか見極める
・最初の変革の波は、初期の成果を上げること
→個人的な信用を築き、主要な人間関係を確立し、手頃な成果や組織の業績を短期間で改善できる可能性が高い機会を見定めて収穫するために最初の取り組みを計画する

■初期の成果に持たせる2つの役割
①約束した目標(上司や主要なステークホルダーが達成してほしいと考えるもの)
②①と一貫性があり、それらの目標を達成するために必要な新しい行動パターンを組織に浸透させるために役立つもの

*ビジネスの優先課題に注目する
・終着点をはっきり思い描いて任務を進めれるような目標
*行動の変化を見極めて支援する
・割り当てられた時間内に目標を達成しようとする場合、好業績を上げる可能性を損なうものを見極め、不適切な行動パターンがあれば変える

▼初期の成果を上げる基本原則
・可能性の高い少数の機会に集中する
・上司にとって価値のある成果を上げる
・正しい方法で成果を上げる
・STARSポートフォリオを考慮する
・文化に合わせる

「ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー」(p.112-113)参照

▼変革を主導する有効的なアプローチ(FOGLAMP)
・Focus:PJの焦点を明確にする
・Oversight:PJの管理を整え、チーム全体の参画を図る
・Goal:目標を達成する期間はどの程度を見込んでいるか
・Leadership:PJを主導する人を明確にする
・Abilities:どんなスキルを持つ人に参画してもらうべきか
・Means:チームが成功するために必要な追加資源は何か
・Process:チームに使ってほしい変革モデル、構造化プロセスを確立する

「ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー」(p.124)参照

5. おわりに
前職で中途入社されてきた方を見ていて、情報の波に飲み込まれてしまうのが大変そうだな・・と思っていたけど、今回本を読んでみてまず自分がやるべきことやマインドセットを理解することができました!
そのおかげで、かなり気持ちが楽になりました〜

人生初の転職でドキドキしていましたが、前職の先輩にはいつも親身に相談に乗っていただけて本当に感謝の気持ちでいっぱいです!🥺
これからがんばるぞ〜〜〜!

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