見出し画像

【企画】最短で最上のアウトプットを出すための4つの準備

※「自分が見返せるように書き留める」という目的のnoteです。
ただ、0→1が苦手に感じる方の参考になるかもと思ったのでnoteという形で共有することにしました。

この記事を書こうと思った背景

私は現在、OBOG訪問サービスを運営するMatcher株式会社でインターン生として働いています。

企画系の業務の中でとてつもなく優秀で尊敬している上長に頂いたFB(思考方法)が『目からウロコ!』だったんですね。
上長の型を何度も反芻して自分のものにしたいと思ったので書くことにしました。

※この記事を読んでいる方の中には「こんなこと当たり前だよ~」と思うかもしれませんが、暖かく筆者を見守ってください。笑

企画業務を行う前の4つの準備

画像3

これから記すのは企画を実行に移す前の準備時に必要な型で、
限られた時間の中で最短で最上のアウトプットを出す』ために不可欠です。

つまり、イヌの道を通らず目的を達成する的確なアウトプットを出せるようになります。
この準備を行うことで思考と作業を分離することも可能になります。

※4つの観点が少しでも抜け漏れがある状態では、『GOサイン』は出さずに詰める作業が必要です。

<企画準備の型>
①ゴール設計
②プロセス設計
③アウトプットイメージの合意形成
④スケジュールの設定

それぞれ詳しく説明します。

①ゴール設計:ゴール(企画を行う目的)を正確に策定すること

目標達成している/していない状況を明確に把握するために行います。
また、②で説明しますがゴール(企画を行う目的)は複数存在することがあります。

②プロセス設計:ゴールを達成するために踏むべき手順

ここでいうプロセス設計は大きく分けて4つの要素に分けることができます。

・アプローチ設定
・モデル化
・実行
・ルール設定

【アプローチ設定】ゴールを要素分解すること

▼アウトプットイメージ:ゴール を 要素 の +と× で(※)表す式
ゴール=要素1×要素2×要素3・・・
※÷ が出てくる場合もあるが、今回は一般的な表現を用いている
▼補足
要素分解によって出てくる各要素がKPIとなります。

【モデル化】KPIを更に分解すること

▼アウトプットイメージ:KPI を子要素 の + で表す式
KPI(各要素)=子要素1+子要素2+子要素3・・・
▼補足
分解するために誰かの協力が必要な場合、協力者との合意形成を行うことが必要となります。

※アプローチ設定/モデル化の補足
アプローチ設定/モデル化という少し難しい名称は、
現在私が思考力を鍛えるために解いている
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
から引用しています。
(単語を統一することで、型を吸収しやすくする意図があります)

【実行】アウトプットを行う:次に登場する③アウトプットイメージの合意形成を参考にします。

【ルール設定】オペレーションのルールを組む

※ゴール(施策の目的)が複数ある場合
この場合、アプローチ設定を考える前に『目的同士の関係性(集合関係)を考えること』が必要です。

集合関係は大きく分けて3つです。

画像1

↑ 集合関係の3つ:①交差、②並列、③包含

③の場合、1つのアプローチで複数の目的を達成できると前提を持ったうえでアプローチ設定できます。

③アウトプットイメージの合意形成:施策の大枠を完成させること

事前に考えるのは、アプローチ設定の【実行】を行う際に思考する余地を少なくするためです。

例:スプレッドシートにアウトプットを行う場合
・タブがいくつか?
・各タブにはどんな項目が載っているか?

まで落とし込む
(この際、紙に書くのがおススメらしいです!笑)

④スケジュールの設定:アプローチ設定の各要素をいつまでに完了するのかを決定する

【スケジュール設定の際の3つのルール】
①必ず逆算でスケジュールを設定する
『いつまでに全てを終わらせる必要があるのか?』
という最終期日を把握して逆算します。

②逆算するために工数見積もりを行う
・避けるリソース(時間、人)
・タスク量 
から工数を見積もることが必要です。

③アプローチ設定の中で一番時間がかかる要素を把握する
時間がかかる要素の特徴は、『他人が関わる』ということです。

・合意形成
・(他の人に)タスク発生 
する場合は期間が長くなると見立てましょう。

①~④の準備を行うことで、イヌの道を通らずに
限られた時間の中で最短で最上のアウトプットを出す』ことができます。

【余談】企画系の仕事をする時の『2,5,8の法則』

画像2

以前、同じ上長に合意形成のタイミングと考えるべきポイントも教えてもらったので、メモしておこうと思います。

合意形成はアウトプットが10割としたとき、
『2割、5割、8割』のタイミングで行うとよい。

①2割:方向性がなく、課題感だけある状態
解決すべき課題感とその理由を持っていく

②5割:解くべき課題感のみが決まっている状態
方向性の大枠(→上の型:準備の4つの要素)を持っていく

③8割:大枠の方向性が決まっている(企画の準備が終わっている)状態
方向性に肉付けした各論まで持っていく

企画業務を行う際にとても大切なスタンス

①絶対に五里霧中の状態で進めないこと
やみくもに進めても的確なアウトプットは出てこないため、上の準備を入念に行いましょう。

②結論から、抽象度高く考えること
決して積み上げでは考えないことが重要です。
結論から各論、抽象から具体 という順番を守って行いましょう。

最後にちょっとした所信表明

最近、将来の不透明なキャリアに焦ることがあります。笑

ですが、Matcherの社員さんを見ていると『思考力』はどのキャリアでも使える武器であると伝わってきます。

入社までの間はとにかく思考力を鍛えるべく、
この型を体に入れて企画の経験・知見を蓄えたいと思います。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?