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2022年1月、死ぬほど懐の深い会社に入社することになりました。

ご無沙汰しています。 昨年9月から香港移住したsayoです。

今回、久しぶりに記事書くぞ〜!とnoteにアクセスしてみたら、下書きに、昨年の今頃書いた「2021年、もやもやだった駐妻3ヶ月と明るくなる予定の未来」という題名をつけ、出さずにいた記事を見つけました😅
あの頃は香港もコロナが大変で、息子の幼稚園も全てオンラインに切り替わり、移住したての外国であまり外出もできないなか育児家事だったな...という結構辛かった毎日の光景がフラッシュバックしました。
そらこんな暗い記事も書くわ。笑

辛かった時間のその後についてお話しすると、2021年の頭から香港ではコロナが収まり(市中感染ほぼゼロを継続中)、幼稚園も再開、フルタイムで家事・育児のサポートをしてくれるしっかり者のヘルパーさんも雇用できたおかげで、日本にいた時以上に自分の時間を持てるようになりました。

その時間を使って、仕事としては香港で個人事業主登録し、フリーランスとして日本のスタートアップを中心にPRやBizdevのサポートをしたり、はたまた素敵なご縁から始まった香港人YouTuberのマネジメントをしたり...。

また好きなものを増やしたいと、同じく香港在住のnaoちゃんとPodcastでの発信を始めてみたり(ネイホウラジオ)、ムエタイキックボクシングやワインを習ったり、広東語(これはすぐ諦めた...)、中国語や英語発音の再学習を始めたり、あとはグルメな仲良したちと、香港に溢れるミシュラン行脚をしたりと、香港生活を楽しみ始めました。

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平日夜のワインクラス。吐き出すのがもったいなくて、習いながらも必ず酔っ払う🍷

ざっくり、2020年秋から年末までは香港での土台を整えるために苦心した時間で、2021年からは作り上げた土台の上で安心していろんなことに手を出してきた時間だったなぁと思います。

そして、2021年が終わろうとしている今、ブワッと広げた風呂敷を、2022年はある程度絞りながらもコミットしていきたいなと決めたことがあるので、今回はポジティプなnoteとしてご報告です💪


シェア買いアプリを提供する「カウシェ」に入社します。

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香港から遠隔でKAUCHE de WORKについてお話ししたときのもの

昨年の夏から副業という形でPRのサポートをしていたカウシェに、2022年1月から入社することになりました。
なんで入社するかって?もう、信じられないくらい懐が深くて、働き方の多様性を受け入れるんですよ....。

今回はサービスの魅力については割愛し、カウシェという組織にフォーカスして話します。「一人じゃ買えないECアプリ」として、一度使っていただければ他のECサービスとの違いがわかると思うので、是非是非ここからダウンロードしてね!📱
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/id1527218749
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kauche.kauche 

もともと副業メンバーが8割を占めるカウシェでは、副業メンバーも専業メンバーに対しても分け隔てをなく情報の提供や評価をしてくれていました。また、評価に基づいた昇給やジョブローテーション制度まで設けられていて、今までフリーランスや副業として様々な企業と働く機会がありましたが、カウシェの人に対して向き合う姿勢は一味も二味も違うなとという印象を持っていました。
(こういう制度、作って発表するだけなら簡単だけど、運用をするのはどんだけ大変なことか... 本当コミットしないとできない。)

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サービス開始1周年の時には、日本から海を越えて紅包が届きました。

カウシェでは、MVPに選んでいただいたり、自身の仕事に対して評価してもらっているのだなと感じることが多かったのですが(感謝🙏!)、その後軽〜く社員になることに興味ないかとのお声がけはいただいたものの、せっかく香港にいるんだし日本の会社でフルタイム(つまりは1日中PCと睨めっこになりがち)はなぁと思い、ありがたいなと思いつつも、お茶を濁していました🍵

特に香港にきてからは、同い年の友人が亡くなってしまったり、重い病気にかかった話をSNSで見聞きしたりしたこともあり、平日のほとんどの時間を仕事に当てるのではなく、いつかやりたいと思うことがあれば先送りにせずに今すぐ始めたり、好きな人と過ごす時間を大切にしながら、仕事を(長時間ではない形で)したいという気持ちが強くなってきていました。(ワインの勉強はじめたのもこの時期。)

もちろん、100%仕事に没頭している人も素敵だと思うし、将来自分がもう一度そういうスタイルを望むことはあると思います。考え方の多様性で、今この時点でどういうスタイルを望むかという点で、今の私にフルタイムは合わないかもしれないなと感じ始めていました。

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息子と過ごす時間も、香港来てから増えた

そういった思いもあり、「副業」という形をキープしながらカウシェに関わる中、11月に以下の発表をしました。

シェア買いアプリ「カウシェ」、
役職員向けストックオプションに関する新制度を発表 
〜全社員への付与および、一定期間の就労を条件に退職後も権利保持が可能に〜

要は、ストックオプション(以下、SOとします)を全社員に付与する+その人が一定期間勤めたあとはたとえ退職したとしても、その権利の保持をし続けられるよ、というものです。

SOってなんだ?という人のために補足すると、新株予約権の一形態で、要は上場したときに株価を一定の金額で購入できる権利です。上場後、実際株価のよりも低い価格で購入できることが多いため(差益がでる)、スタートアップで働くひとにとって、会社に貢献して事業を大きくし、そして上場した時にはボーナス的に金銭的な価値を受け取れるものとして広く導入されています。優秀な人を採用したい一方で、資金が少なくすぐに高額な報酬を与えることが難しいスタートアップにとって、SOという成果に見合うインセンティブは相性が良く、よく利用されています。(以上、簡単な説明終わり!)

SOには、私も過去に思うところがあったので思い入れのある発表でした。

(発表時の私のツイート)

日本のスタートアップでは、上場前にもし退職すると、SOが没収されることが一般的なんですよね。それが普通すぎて、「きっと日本の法律上、そうじゃないといけないんだろうな?」と思ってしまうくらい一般的でした。こうすることで、会社にとっては社員を他社に取られることなく長く働いてもらえるというメリットがあります。ただ、その弊害として、スタートアップで0→1が得意だけど10→100はあまり...という人も、「SOを行使するためには上場後までいないといけない。」と、もう仕事に対して熱量がないのに、会社に残る選択をする人もいる...というのが現実です。

そんな中で、カウシェの新しいSO制度は、スタートアップ業界での流動性を高めることで業界の底上げとなり、多くの人にとってハッピーとなる取り組みとなるのでは、と思いました。

こちらのプレスリリースを弁護士の先生にも協力いただきつつ発表したところ、スタートアップ業界を中心に多くの賛同やポジティブな反応をいただき、単なる一時的なニュースだけでなく、業界自体も動くきっかけがつくれたような気がしました。

Smart HR CEOの宮田さんをはじめ多くの方にコメントいただきました。

はぁ、、、素敵な仕事ができた、、、。

そう思う一方で、まだできて1年ちょっとの会社なのに、ここまで人に向き合う、カウシェのこの姿本当に好きだなぁ。副業という関わりもいいけど、自分ももっと関わることでもっともっと魅力的な会社にしていきたいかもしれない....いやでも...(以下略)とモヤモヤしていました。

そんな矢先、

「海外から、超時短、完全リモートで、カウシェに就職しませんか?」

というサプライズなオファーをいただきました。


超時短、完全リモートって「どんだけ働き方の多様性に答えねん!」という感じなのですが😅

人を手段化せず、しっかりと向き合い、多様化を受け入れ、会社と同じように人も育てようとする姿をさらに感じた私は、喜んで今回のオファーを受けることにしました。

と、いうことで2022年1月より、(改めて)カウシェのメンバーになります!みなさん、よろしくお願いいたします。

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息子も一緒に参加させてもらった2020年9月のサービスローンチパーティ。このあとすぐ私は香港に移住🇭🇰

カウシェのバリューの一つに、Enjoy Working(泥臭くハードなことも含めて心から楽しむ)があるのですが、これからも香港から、このバリューを守りつつ、楽しく仕事をしてこうと思っています。(積極的に採用中でもあるので、興味がある人はご連絡ください😊)

なお、こちらの記事はカウシェのアドベントカレンダー12月13日分です。急遽やろ〜と突貫ではじめたのですが、みなさん読んでみてね!

また、私のわがまま(というか、考え方の多様性)を受け入れてくれた結果、上述のとおり超時短勤務となるので、残りの時間の中で「仕事」の部分は、香港の会社「KLKTN」(読み方:コレクション)にてPRの仕事をします。せっかく香港にいるので、多国籍なチームでも働きたい気持ちも強かったので、こちらもワクワクな仕事です🇭🇰

KLKTNは、ライフネット生命保険の共同創業者である岩瀬大輔さんが香港で創業した会社で、アーティストとファンを繋ぐNFTプラットフォーム「KLKTN」を運営しています。日韓ハーフでLA育ちのJeff Miyahara(安室奈美恵、西野カナ、ONE OK ROCKなどに楽曲提供やプロデュースをしてきた音楽プロデューサー/ソングライター)や、Dapper Labs で Cryptokitties の開発に携わった Fabianoが共同創業者で、3人それぞれが得意とする、「金融」「テクノロジー」「アート」が交差するNFT事業を、日本、アメリカ、韓国、をはじめとする世界中に提供しています😊

こちらの仕事もエキサイティングで、直近でもヤングマガジン新連載作品との発表を行いました。NFT興味ある人、どこかでお話ししたいです😊

ということで、以上この1年と直近のご報告でした。

少し早いですが2021年はお世話になりました!

2022年も、仕事、ワイン、遊び、子育て、トリリンガル教育、色々やっていくのでよろしくお願いします💪(あれ、結局結構ひろい笑)


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