2015年1月の記事一覧
「1 時間でパッとわかる なるほど現代世界史~ 資本主義VS共産主義、何があった!?」 (その4・最終回)
最後の一章 まずは一章書き上げて、
「こういうんでいいでしょうか?」
と送ってみた。編集Mさんの反応は、
「そう、こういうのです! この調子でお願いします」
というもの。
ぼくはホッとして、以降一章書き上げるごとに送っていった。毎度、Mさんの反応はよかった。途中滞る時もあったけど、最初に依頼があってから一年近くかかって、ようやく最終章にたどり着いた。
藤井青銅なんて三文作家に
「1 時間でパッとわかる なるほど現代世界史~ 資本主義VS共産主義、何があった!?」 (その3)
熱弁 「最近の編集者は、売れてる作家に『なにかお願いします』と頼むか、売れてる本のモノマネ企画を立てるか、ばっかりなんです」
と旧知の編集者I氏は言う。
「そうじゃない。編集者っていうのは、自分が面白いと思った人に頼んだり、面白いと思った企画を立てるべきなんです。その編集者(M女史のこと)は、面識のない藤井さんの連絡先を探して、わざわざ頼んで来たんでしょ? 今や、そういう編集者は貴重なんです」
「1 時間でパッとわかる なるほど現代世界史~ 資本主義VS共産主義、何があった!?」 (その2)
編集者からの電話 電話の向こうの編集者M女史は、言った。
―藤井さんの『超日本史』という本を読みまして、ああいう感じで書いていただけたらと思うんです。
これが「超日本史」
「ああ。『超日本史』をお読みになってたんですか。では、藤井青銅の作風はご存知なんですね?」
―はい。
「その上で、資本主義と共産主義? せっかくですが、ぼくはイデオロギーに詳しくないので、無理じゃないかと…」
―いえ
「1 時間でパッとわかる なるほど現代世界史~ 資本主義VS共産主義、何があった!?」 (その1)
この、なんとも長いタイトルの本ができる経緯は、ちょっと変わっている。
突然のFAX ある日突然、ぼくの家にFAXが来た。
《はじめまして。藤井さんに、資本主義と共産主義の対比で現代史の本を書いてもらえないかと思いまして…》
という依頼。
これまで仕事をしたことがない出版社。もちろん、面識のない編集者さんからだった。なんでも知り合いの編集者から、ぼくの自宅のFAX番号を教えてもらったと