経験年数=ベテランという方程式は成り立たない
こんにちは!酒井です。
早いもので3回目となりました。
お楽しみ頂けているでしょうか?
前回の記事はこちらから▼
3回目に選んだ書籍
今回取り上げる書籍はこちら▼
小さなチーム、大きな仕事~働き方の新スタンダード~
Byジェイソン・フリード&デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハイソン
書籍のタイトルにもあるように
働き方の新スタンダードとして書かれた書籍です。
今では日本でも当たり前になりつつある
リモートワークや2拠点生活など
働く場所や住む場所にとらわれなくても、
働くことはできるよ!といったことが書かれています。
また読みやすいように、
「現実世界なんて無視しよう」のように
それぞれ小さなテーマで数ページずつ書かれているので
目次をみて気になるところから読む
ということもできる書籍です。
気になる方は書籍をチェックしてみてください!
①ワーカーホリックはバカげている
こちらの書籍はたくさんの項目があるのですが
私の勝手な選定で今回は4つのテーマを取り上げます。
まず一つ目は「ワーカーホリックはバカげている」
私たちの仕事に通ずるところもあるように思うのです。
先生の仕事は業務量も多く、
することもたくさんあります。
製造業のように何かを作ると
いう仕事でもありませんから
自分の裁量次第で
いくらでも仕事は増幅していきます。
そして、中には残業をしてまで仕事が頑張っている自分。
休日も返上して園のために仕事をしている自分。
そんな自分をなんてすごいのでしょう!
と酔いしれている方も少なからずいるのではないでしょうか?
私は先生をしていた頃、定時退勤を徹底していました。
その際に自分に言い聞かせていたのは
「残業するのは無能の証」という言葉。
残業することになったり、
家で持ち帰り仕事をすることは私にとっては
敗北であり、恥ずかしいことでした。
私のようにここまで鬼になれ!とは
さすがに言いませんが笑
でも長い時間をかけた=良いものができる
ということではありません。
それよりも時間や期限を決めて取り組み
しっかりと睡眠をとって仕事に臨んた方が
より良いものができあがるのです。
仕事ばかりに集中してしまうと
かえって視野が狭くなり
クオリティが下がってしまうのです。
②時間がないは言い訳にならない
二つ目は「時間がないは言い訳にならない」
先生の仕事はいつも何か時間に追われているように
感じることがあるかもしれません。
でも本当にそうでしょうか?
何か本当にやりたいことがあれば
他にやることがあっても
人は時間を絞りだすものです。
ということは時間はあるのです。
どこかでムダをしていないか
一度振り返ってみるといいのかもしれません。
③基本的に「ノー」と言おう
「イエス」と答える方が
「ノー」というより余程気持ちがラクです。
とくに日本人は「ノー」と答えることが
ニガテな人が多い印象です。
私自身も「ノー」というのがニガテで
最近、一生懸命断る練習をしているところです。
断るのがニガテな理由も人それぞれだと思います。
・嫌われたくない。
・自分が断ることで他の人に迷惑が、かかったら嫌だ。
・頼んできた相手を無下にはできない。
・上司や先輩だから断れないなど。
とはいえ、断れないと
仕事はどんどん増えていきがちです。
仕事における目標や目的をしっかりと
持つことで仕事が取捨選択できるようになり
自ずと断ることもできるようになっていきます。
断ることも技術力です。
そして時間は有限です。
④経験年数は意味がない
幼児教育の現場に限ったことでは
ないのかもしれませんが
経験年数が長い=ベテランの先生
と思われることが多いように思います。
しかし本当にそうでしょうか?
私は違うと思うのです。
もちろん、経験年数が長くて
ベテランと呼べるすごい方もいらっしゃいますが
それは経験年数が長いからその方がベテランなのではなく
その方が一生懸命仕事に取り組まれてきた
結果だと思うのです。
さらにいえば、経験年数だけが長くても
「うーん?」と思う残念な先生がいることも事実です。
逆に経験年数は短くても
「この先生すごいなー!」と思う先生もいますよね。
経験年数が過大評価されがちですが、
大事なことはどのくらい質の高いことをしていたか?
なのです。
と、幼児教育の現場にも通ずるところがある4つを
取り上げて、書いていきました。
いかがでしたか?
ではまた次回の書籍でお会いしましょう!
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