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詩・いすに座って

ならんで座った夕方も
コーヒーがぬるくなっても
黙って人のを一口食べてても
笑わせようとしたモノマネも
昨日のように思い出す

覚えてない
忘れてもいいような
確かに色があった時間

記憶に残らない
無限に思える
無駄をぜいたくに
使い捨てて行こう
人にしかできないから
それでいいの

忘れていくのは
失うことと
同じでもない

いすに座って
思い出す

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