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ハードルの高さ

数年前から挑戦したかったinktoberを
今年は毎日続いている。(今のところ…)
今日で18日目なので18枚の絵を
眺めていてこれが31枚の絵になったら
きっと元通りだと毎朝1時間描いている
修行みたいで私は好きだ。

一昨年はずっと学校の先生になるための
勉強をしていて毎日
ファッションビジネスの本とか専門知識
パターン勉強やデザイン画の骨格
色彩や企画グラフィックの
勉強も長くブランクがあるから
ひたすら勉強していた。
ファッションの学校というのは
様々な知識が必要になる。

そんな中
10月のインクトーバーの季節がやってきて
気分転換に挑戦したものの
1日で挫折した。
コンパスというお題で力尽きた。

そして去年の今頃は山積みのダンボールから
毎日何かを探す日々とすぐに倒れるという
不安定な私の体のコンディションに
インクトーバーのことなんて忘れていた。
それよりも
毎日何かに襲われるような不安とか
どこに私はいるんだろうという気持ちとか
書類の不備や
一つの動作をするのにとてもじゃないけど
こんなに動けないできないが多かったとおもう。
片付ける毎日の中で
出てくる断片の落書きや、デッサン。
あの時もっともっと絵の世界に私はいて
時間を忘れるくらいに描いてたんだなと思った。
それが誰かの評価ではなく
自分に向けて描いていた膨大な量のノートは
結局捨てられずに棚に戻した。

今から20年の方がよっぽど
貪欲に楽しんで描いてるし
ダークな絵も可愛い絵も
憧れの世界に私は少しでも近付きたくて
絵を描いていた。

昨日実家の2階の部屋
大体のダンボールの片付けが終わって
こんなに広かったのか。
そんなことを思った。
おかげさまで今アトリエにはその荷物がやってきているので本末転倒なのかもしれないけど
ひとまずは長くかかった片付けが
終わった。

自分の絵を描きたいものがないという感情が
この1年あってそれには
いろいろな要因があって
私はきっと日々呼吸すること
眠ること食べること
そんな当たり前のことに
一生懸命で
自分とちゃんと向き合えていなかった。
どんどんと高くなっていく
ハードルを飛び越える力がなくなっていったことにも気付かずに日々を
過ごしていたのかと
思う。

最近は頭の中のイメージが
はい!描きまーす。
でスタートする。
それが朝一日の
始まりの楽しみで早起きをして
毎朝の日課になっていて嬉しい。

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