起業へ踏み出せなかった理由
自分には向いていない
まず大きな理由だったのは、起業が自分に向いているのか分からず、不安だったこと。
私は常に慎重に考える性格だし、リーダーシップもないし、革命家でもないし‥‥。
なんとなく、起業家さんのイメージ像があって、バリバリ働いて、大勢を率いて、リスクを背負ってでも挑戦する、みたいなイメージだったんです。
でも、私が追っていたのはすごく知名度がある人で、その人の現在を見ているだけで、始まりを見ているわけではないんだと気づきました。
みんな同じ一人の人間で、性格も十人十色。こんな人間じゃなきゃならないって、誰かに決められるべきでしょうか?
大金が必要なのでは‥‥?
次に、起業にはまとまった大きなお金が必要なのではないかと思っていたからです。
場所や物品を用意して、、仕事を始められる環境を作るまでに費用がかかるだろうと思っていました。
それなら反対に、準備できる資金の中で始められる仕事のやり方はないか模索しようと、考え方を変えました。
なにも、偉大なことを成し遂げなきゃいけないわけじゃない。小さなことの積み重ねでもいい。
極端に言えば、小さい頃に親に肩たたきをしてお小遣いをもらうこと。それも立派な起業だということに気づいたんです。
自分でアイデアを考えて、対価をもらって、継続すること、まさにこれが起業です。
右も左もわからない
起業すると決めたところで、さあ次の日から何をしようか?と、右も左もわからない状態。
周りに頼れる人もいないし、自分にはその知識もないし、そう言い聞かせて逃げていたような気がします。
無知な私が最初に起こした行動は、地域の創業をサポートする相談窓口へ出向いたことでした。
これが私にとって大きな第一歩になりました。
夢で終わらせない、形にするために、自分の口から誰かに話してみようと決めたんです。
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