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アメリカの大学院(Ph.D.)のプログラムにひたすら受験する その2 学校やプログラム選び、出願するために必要なもの

前回はなぜ修士号を飛ばしていきなり博士号に受験するのかについてお話ししましたが、アメリカの博士号プログラムの応募第2弾は学校やプログラム選び、出願するために必要なものについてお話していきたいと思います。

学校やプログラム選び

まず学校やプログラム選びで重要になるのが、自分のやりたいことに特化しているかどうかです。私は学部時代に、幹細胞や発生生物に関する研究を行った結果、さらに追究したいと思うようになり、大学院に進む決意をしました。この場合、生物学やバイオエンジニアリングに特化したプログラムを探しました。

学校によっては幹細胞に関する研究をしている教授が少ない学校もありますし、カリフォルニア州は連邦政府から幹細胞を研究するための資金をたくさん貰えています。また、大きな総合大学には医学部や大学病院も併設していることもあります。このように、自分がやりたいことだけではなく、研究するに当たって環境や設備が十分に整っているか検討することも大切です。

また、立地条件も学校探しで重要な要素になります。気候、治安、生活費、都市部や大きな空港へのアクセスなどなど。色々と考えた結果、知名度が高めで、生物系で名声のある、西海岸(カリフォルニア)と東海岸(ニューヨーク近郊)のプログラム10個に出願することにしました。

出願するために必要なもの

  • 小論文(大体2つ: 自分についてのエッセイと、研究についてのエッセイ)

  • 学校によっては補足のエッセイ(大体DE&I - 多様性、公平性、包括性に関連する内容)

  • 成績表/GPA

  • 研究実績

  • 推薦状3通

  • テストのスコア (任意)

GPAの足切りがあるかどうかはわかりませんが、高い方が望ましいです。学業と研究の両立という点でアピールできます。
研究実績を積むためには早い段階で研究室に入れてもらって研究を重ねることが大切です。
推薦状を3通集めるところが意外とハードルが高いので、研究室の教授だけではなく、講義担当の教授とも良好な関係を築いていくことがポイントです。
GREなどの大学院を受験するためのテストは任意、または受け付けていない学校がほとんどですが、英語圏外から来る学生はTOEFLやIELTSなどの英語力を証明するテストのスコアを提出が求められることが多いです。私は学部もアメリカの大学なのでTOEFLのスコアを提出していません。

第3弾ではエッセイについて掘り下げていきたいと思います。


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