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休み下手な大人の上手な休み方

今回読んだ本の紹介

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西多昌規著 大和書房だいわ文庫
これからの時代を幸せに生き抜く為には、メンタルを健康に保ち、自分らしくあることが必要です。そのために1番必要な要素は『休暇』だと著者は言っています。世界中を見渡しても休み下手で有名な日本人が、少しでも気持ちよく休むことができ、パフォーマンスが向上し、人生の満足度が高まることを望んだ、そんな本でした。

読もうと思ったキッカケ

1月7日、2度目の緊急事態宣言の発令に伴い、本意ではないお休みの日が増えてしまいました。
2020年春の緊急事態宣言とは様子が違います。
完全に休業になることもなく、(つまりは補償もなく)、楽しみである旅行や食べ歩きなどもしづらい状況になりました。
ちょっと意味は違いますが『飼い殺し』されている気分です。

そんな中、あまり経験のない2連休や3連休がふいに目の前に現れたのです笑
お休みの日にやりたいことは、そのほとんどができない、グズグズ過ごしてしまった私に何が起こったでしょうか。

引きこもった挙句、不眠、倦怠感、頭痛、肩こり等の体調不良。
連休が明けて仕事が始まればあっという間に元気。
改めて『休み下手』を痛感したというのが、この本を手に取ったキッカケです。

キーワードは週末うつ

週末うつという言葉があるそうです。
この本の著者西多さんは精神科医さんで睡眠や運動、メンタルヘルスなどが専門と紹介されています。現場では、うつの症状が改善した患者さんから『週末はどのように過ごしたらいいか』と相談を受けることも多いそうです。
週末うつになる人の特徴が載っていました。

・平日はちゃんと起きれるのに、週末になると昼近くまで寝てしまう
・週末になると体調を崩してしまう
・せっかくの休みでも気分が晴れない
・休みの日でも仕事のことが気になって仕方がない

このような傾向のある人が平日にうつにならずに済んでいる理由は『孤独』ではないからだとあり、その通りだと私も思います。

このコロナ禍の今、週末の予定が以前のようには組めずに、給料も減らされ、週末うつに陥る危険性のある人は増えているかも知れませんね。

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週末うつを防ぐ3ステップ

①仕事をさっと片付け持ち越しを少なく、休みの罪悪感を減らす

『面倒くさい』ことは『とりあえず』始めてしまう。
作業を始めてみると段々気分が上がってきてやる気が出てくる
『作業興奮』という現象をフル活用します。
私が今している読書も、普段しているトレーニングも全く一緒です。
ランニングハイという言葉は良く聞いたことがあると思います!
ハイ状態に効率良く到達するためには、事前の段取りが大切。
段取りは当日ではなく前日にすることをオススメします!

②サボる

おサボりは計画的に。
休みは仕事と同じように年間スケジュールで、1日休半日休活用していきます。
喫煙者の方のタバコ休憩のように、非喫煙者の方もこまめに休憩を取ります。
こちらも計画的に、環境を整える必要のある方はそこから始めましょう。
ちょっと一服とか言って休める喫煙者が羨ましいなんて方、読者の方の中にいるんじゃないでしょうか?
非喫煙者でも5分スポット休憩を取れるように環境整備をするか
喫煙者のフリをしてでもドロンして好きなことをする時間を取りましょう!

③静的休日と動的休日を分けて考える

これが今回1番私に響いた&使える内容でした!

静的休日(Static Rest)
ゆっくり、のんびり家で過ごす、いわゆる休日です。
基本的に何もしません。笑

動的休日(Dynamic Rest)
アクティブな休日です。
散歩、お気に入りのカフェに行く、自宅でヨガ、ゲーム等わずかでもいいのでアクティブな要素を含ませます。

静的と動的が両立されるのが望ましく、2日休日があるなら1日は静的もう1日は動的、1日なら午前・午後に分ける、平日にも意識的に取り入れる、そんな活用方法がオススメです!

まとめ

休み下手な私ですが、計画的にサボり、SRとDRを意識的に使い分け、大人の休み上手を目指していきます。
そして、上がった効率を活かしこの時代をsurviveし、
皆様に楽しい時間と、健康をお返ししていきます!

それでは、また来週!


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