見出し画像

豊かに幸福度高く生きる食事


みなさんhello!

私が一年間おうちでごはんを作り、わかったことをここに残そうと思います。

ツレがお惣菜含め、外食をしたがらないことがおうちごはんを作り続けるきっかけでした。
気づくと、外食をしたのは直近一年で一回でした。
私は料理を始めて15年以上経ちますが、
やっと今新しい景色を見つけました。

やりたくない時は無理しないことがツレとの約束でした。
そういう気持ちの時にこさえると、悲しい味になるからとのことでした。

料理は科学だと思っていて。
味や匂い、見た目。
満たされた気持ちになると、実験成功。
そう思っていました。

今でも科学だとは思います。
調味料と、時間と熱で科学変化は起こります。
でも、料理とは思っていたよりもっとずっと、人生に寄り添ったものだとわかりました。

朝起きたら、コーヒーを入れながら、お味噌汁のお出汁を取る。
毎朝お出汁の匂いをかいで頭を起こすと、精神が穏やかになっていき、朝が来たことを祝福するようになりました。

そして目玉焼きと納豆ごごはん、お味噌汁をいただくと、
毎朝感動するご馳走になります。
今日もスペシャルでワンダフルな一日の始まりだ。

調理が億劫な時のために、
料理欲が溢れている時に作り置きをしています。
うちでのスタメンは、五目春巻きと、焼き餃子とヒレカツ。
いざ食べたい時は揚げるだけにして冷凍しておくと、10分もかからずご馳走にありつけます。

夏は麦茶、冬はウーロン茶の作り置きをすることも、思いの外重要です。
コスパがいいことはもちろんのこと、些細なことでも手をかけることは、
社会に消費されている感覚を薄め、生活を自分の手の中に収めている感覚になります。

お昼ごはんは、朝握ったおむすびです。
食べながら、晩ごはんは何にしようか考え始めます。
冷蔵庫に何があるか、
賞味期限は、今日の気候は、調理時間はどのくらい取れるか、
何より今日の気持ちはどうであるか。

今日を無事過ごせたことを祝福するごはんです。
辛かったことや悔しかったことがあっても水に流せるような、
嬉しかったことや心が動いたことがあったならそれを全力で喜べるような。

最初からそんな風に思っていたわけではありません。
ただ、ツレは料理で作り手の感情がわかる能力がありまして、
ならば幸福な食事をしたいと思って考えていくうちにたどり着きました。

そして、料理欲が高い日は、気が済むまで台所に立ち、
疲れた日はすぐできる麻婆豆腐や油淋鶏で手を抜く。
それも面倒な時はアボカドのわさび醤油と作り置きを揚げるだけでも。

そうやって毎日手をかけ、想いを食べると、
このなんの変哲も無いちっぽけな人生が素晴らしいと感じるようになりました。
万国共通で、ごはんを必ず食べます。
どんなことがあろうと眠って、ものを口にします。
食べるものを豊かにすること、
それが自分の手で作れるとしたら、
どんなことがあろうと食べる時にはしあわせな気持ちになれる。
自分の人生をコントロールできること、機嫌を取れることは、
お金も他人にも寄らない、自分の資本です。
今日の活力となり、時に精神安定剤になり、時にしあわせをくれる、
料理とは人生を豊かに幸福度高く生きる手段の一つになり得ると思いました。

又、料理はいつになっても挑戦と発見の連発で、ワクワクさせてくれます。
いつも作っている材料が冷蔵庫に揃って無い時に代用を工夫したり、
時間が無い時の短縮方法、
食品ロスをなくすためにリメイクすること。
まだまだ料理の研究と冒険はこれからであり、
私にとって、明日をしっかり生きていける自信の根源の一つは、料理です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?