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変わるキーワードは3つ

今年の春から始めた日本の学校の先生へのインタビュー。


今回は、小学校の先生(13年目)Nさんにインタビュー。さんへのインタビューの中で、私が見つけたキーワードは3つ。

管理職の姿勢
先生のマインドチェンジ
保護者との境界線

管理職の姿勢 
管理職に恵まれてきたというNさん。ある校長は、保護者からのクレームを直接聞き、保護者に寄り添う姿勢を見せました。ただ、保護者が担任の人権を攻撃するような内容に触れると、トーンを変えて先生を守る姿勢を見せました。指導力や授業力について意見される事もありましたが、教員一人一人の良い所も育ててくれたそう。
現在の校長は、水曜日ノー残業デーとして17:30には強制退勤。独裁的な所もあるけれど、革新的な管理職。
→革新的な先生も必要だけれど、組織を変えるには革新的な管理職が不可欠。変化を恐れず、新しい事に柔軟で、自由を重んじる管理職。教員を守る事は管理職の大切な仕事。

先生のマインドチェンジ
出退勤管理はカードでピッと読み取り。残業時間や人数が明確に分かる。残業に関して教育委員会からのチェックが入る。
→チェックされて管理職が困らないようにと、ピッとせずに休日出勤。有給なのに出勤。ピッと退勤してから残業。そんな同僚がいるそう。

まだまだはびこる「手書きがいい信仰」学級便りとかプリントとか。何の根拠もない、古い信仰はとっとと捨てた方がいい。
→先生のマインドチェンジが必要!

保護者との境界線
Nさんの学校では、電話対応は18時半までと決まっている。18時半以降子どもだけで、忘れ物を取りに来させる保護者がいる。子どもを一人で帰すのが心配で、家まで送っていく担任も。
→保護者のやるべき事の境界線をとハッキリ伝える必要アリ。子どもに良い教育環境を願うからこそ、親の領域はどこか、私たち保護者も考えないと。


私が日本の学校で働いていたのは約20年前。多くの事が変わっていない。目に見えるシステム(出退勤管理とか)は変わっても、根本的な考えが変わっていない。デンマークの空気を送り込んで、「学校」を先生たちと一緒に外から見て、変えていくエネルギーにする。


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