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世界メンタルヘルスデーに考えるウェルビーイングのこと

PRディレクターのさやです。

今日10月10日は「世界メンタルヘルスデー」です!

そもそも、みなさん健康とは?と聞かれたら一言で答えられるでしょうか?健康とは、単に病気ではないことを指すわけではありません。WHOは健康を以下のように定義しています。

「Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. 」

直訳すると、「健康とは、身体的、精神的、社会的にwell-beingな状態、完全に良好な状態のことで、単に疾患がないということではない」となります。どれだけ身体が健康であっても、精神的に不安定だったり、落ち込んでいる状況が長く続いているのは決して健康ではありません。新型コロナウイルスによる急激な日常生活の変化により、大きなストレスにさらされ続けている今、誰もがメンタルヘルスを保てなくなる可能性があります。

そんな今こそ、今年のメンタルヘルスデーはメンタルヘルスの重要性や正しい認知を広めるために重要な日だと言えるでしょう。この記事ではメンタルヘルスデーの概要に加えて、WHOの定義にもあるwell-beingについても考えてみたいと思います。また、9月下旬にメンタルヘルスを保つためにできることとしてUNICEFのレポートを紹介しているので、こちらも是非ご覧ください。ではいってみましょう!

世界メンタルヘルスデーとは

世界精神衛生連盟(WFMH)がメンタルヘルスについての正しい理解を普及させるために1992年に制定しました。今ではWHOも協賛し世界的な国際デーとなっています。メンタルヘルスデーにちなんで、今年は東京タワーがシルバーにライトアップされるようです!お近くの方は見てみてください❤︎

WHOのメッセージ

毎年メンタルヘルスデーにメッセージを発表しているWHO。今年は新型コロナウイルスの蔓延により、精神的に困難な状況にある人々が更に難しい立場に追いやられてしまうことを懸念する内容のメッセージを発表しています。

新型コロナウイルスの影響で、私たちの日常生活は大きく変化している状況を踏まえて、精神的に困難な状況にある人々が、更に社会的に孤立してしまうことが懸念されます。また、過去の世界的な緊急事態の経験を鑑みると、メンタルヘルスへの社会的支援の必要性は今後大幅に増加すると予想されています。

well-beingとは?

ウェルビーイングとは、個人またはグループが身体的、精神的、社会的に良好な状態であることを意味する概念です。日本語では幸せと訳されることもありますが、幸せとは一時的な感情を指す言葉であることに比べてウェルビーイングはあくまで満たされた状態を指すので、意味合いは全く異なります。

SDGsのゴール3においても、日本語では「すべての人に健康と福祉を」と訳されていますが、原文の英語では「Ensure healthy lives and promote well-being for all at all ages」となっています。福祉と訳されているのがwell-beingなのですが、福祉というよりも「すべての人が身体的、精神的、社会的に良好な状態を目指そう」という方がわかりやすいかもしれません。

地球上のすべての人の健康的な生活を確保することと、ウェルビーイングを高めることは、持続可能な開発に不可欠です。

下記のWHOのサイトではウェルビーイングのためにメンタルヘルスが身体的な健康と同じくらい重要であるとした上で、ストレスを軽減することを目的としたページを立ち上げています。

まとめ

ウェルビーイングとは言い換えると人の基盤と言えるでしょう。基盤が不安定だと、どうしてもその上に積み上げていくことができません。自分自身が満たされている状態でなければ、周りの人のサポートをしたり、地球の課題を解決しようとはなかなかなりにくいからです。だからこそSDGsゴール3でも、ウェルビーイングを促進することが持続的な開発のために重要であると述べているわけですね。私も改めて自分の基盤を見つめてみたいと強く思いました。今日もご精読いただきありがとうございました!感謝を込めて。


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