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【ヨガ哲学】幸せ者の思考法/サントーシャ

こんにちは!
ウェルビーヨガアドバイザー吉田紗弥です♪

お盆も終わり、8月も半ばに入りましたね!
皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日もヨガのお話から入ってまいります♪

今から約2000年ほど前に成立されたとされる、
ヨガの根本経典「ヨーガ・スートラ」には、
私たちの生活をより良くするための、
賢者の教えが記されています。


その中から一説ご紹介します。

サントーシャによって無常の喜びを得ることができる。

パタンジャリの「インテグラル・ヨーガ ヨーガ・スートラ」

サントーシャとは日本語で
「足を知る」という意味です。

今すでに手にしているものの存在に
目を向ける事で
大きな喜びを得ることができる、

という意味になります。

私達は、日常生活の中で
ないものねだりをして、

自分が
持っていないものばかりを欲しがり、
他人を羨んで苦しくなったり
あれもないこれもないと
悲しくなる時があります。


そういう時、
持っていないものではなく、
すでに手の中にあるものに目をむけること
感謝の気持ちを思い出し、
生活の中に充実感、満足感を得ることができるはずなのです。

例えば、

夏休みの連休、
明日から仕事だという状況で、

「ああ、もう休みが半日しかない!
明日仕事だ...」

と嘆き悲しみ、
その時間を過ごすのか、


「半日もある!まだ休みを楽しぞー!」
とその時間をめいいっぱい楽しむのか

その日の
気持ちが大きく違ってきます。


「休みが半日」という事実は同じでも

「残された時間」をどう考えるのかによって
幸せの大きさは変わってくるはずです。

持っていないものばかりに目を向けていると
心は一向に満たされれず
ずっと貧しいままですが、

持っているものに目を向けること、
すでに手にしているものの存在に気づくこと
によって

感謝や喜び、充実感、満足感を
得ることができるはずなのです。


ここから私の「サントーシャ」にまつわるお話をします。

私は先日、夫と山中湖の方へ
キャンプへ行ってきました。

私は実際キャンプにあまり
興味がありませんでしたが、
今年は、やってみないとわからないよなぁと思いつつ一緒に参加。

久しぶりの2人での遠出で
山中湖など自然に囲まれた景色、
そして都会を離れた涼しく空気が綺麗なところで過ごせると思うと
かなり胸が高まりました。

が、しかし・・・

高速道路が大渋滞!
まず東京を出る中央道は全く進まず、
サービスエリアに入ろうとしても行列の車。

トイレに行きたくなり、途中で高速をおり、
一回トイレ休憩と食事をとり、

山中湖まで予想していたのは
2時間弱のところでしたが、
実際5時間くらい立ってしまい、
9時過ぎに埼玉を出て、
ついたのは2時くらいでした。

すでに長距離の車で、体はだるい・・。

そしてようやく山中湖のキャンプ場に
着いたのですが、
自然を楽しむ暇もなく、
テント張り、そして夕食の準備を
しなければなりません。

夫が立てるテントを手伝い、1時間くらい。

そして夕食の準備は途中の
スーパーで買ってきた
食材を炭火で焼いて食べようと
計画していたので、
火起こしをしなければなりません。

薪と炭を入れ、着火剤を使い、団扇を使ったり、息を吹きかけたり、
火が付いたと思ったら、
消えてまた付け直したり・・。

煙に巻かれゴホゴホと咳き込みながら、
蚊に噛まれたり、
毛虫を発見し怯えたり、
蛾が飛びまわり、
それはそれは踏んだり蹴ったりです。
(ちなみに熊は出ないエリアだった・・)

私のキャンプのイメージと違い、
サバイバルは予想以上に大変で、

なかなか思うようにいかない手順に疲れて、
だんだんめんどくさくなってきてしまい、

夫に、
「キャンプってこんな大変なの?」
と聞くと、

「キャンプの醍醐味は不便さを楽しむところだよ」

と言うのです。

しかし内心は
「せっかくの休み、
ゆっくりご飯の準備もせずに、
ふかふかのベットで寝れるリゾートホテルの方がマシかも」と

思って疲れMAXの中ヘトヘトに
なりながら準備を進めました。

しかし、
ようやくテントも貼り終え、
炭火でのBBQも終え、
何もすることがなく、
ただただ
焚き火の前でぼーっと
パチパチという音を聞きながら火を眺めたり、
足元の小さな蟻の行動を眺めたり
虫の声を聞いたりしていると

ふと、


遠い異国では
それは趣味ではなく、
生きるための手段だし、

それにまた違う国では
戦争もあったりすると
焚き火で火を起こして
身を守ったりしているんだろうな・・

と考えると、
私のアクティビティーで
焚き火を楽しんでいることが
かなり贅沢に感じられたのです。

平和な国に生まれ、
お金を出して
わざわざサバイバルな経験をするなど、

きっと発展途上の国や
内戦がある国の人たちにとっては
私の行動はもしやマウントになるのでは、、
と思えるほど
贅沢なのではないか、、、と。

このキャンプ体験を通して思ったことは、

私たちの生活は本当に豊かで、
平和で
物に溢れ、
自由な人生を送れているのではないか?
ということです。

ガストコンロはスイッチひとつで火は着き、
自然の中の生き物、
虫や動物に怯えることなく
身を守る家もある。

スーパーに行けば手軽に
簡単においしいご飯が手に入るのです。

そんな当たり前の生活をしてていることが
世界のうちどのくらいいるでしょうか?

そして日本という安全、安心な国に生まれ落ちることはどのくらいの確率なんでしょうか?



私たちは
常に他人の持っているものを見て、
それを自分が持っていないと
羨ましくなり、
妬んだり、
苦しくなったりしてしまう時があります。

けれども、
自分のすでに手にしているものの存在に
改めて気づいたとき、
大きな感謝や喜びを
得ることができます。

そこに目を向けるかによって
私たちの幸せは
変わってくるはずです。

まるで苦い葉を食べて
ありのままの世界を自由に羽ばたいていく
アゲハ蝶のように、
私たちも
自分の手にしているものの
存在に目を向け
もっと自由に
人生を楽しんでいきましょう!



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