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【ヨガ哲学】自分は何もない...と思っているあなたへ 満ち足りる人生論

こんにちは。
ウェルビーアドバイザー吉田紗弥です。
3月が後半に近づき、ようやく春服も着れるようになった季節です!

皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日もヨガでウェルビーイングに過ごすためのお話を進めていきます。

今から約2000年前に作られたとされる
ヨガの根本経典「ヨーガスートラ」と言う書物には、

私たちの生活をより良くするための
昔の賢者のアドバイスなどが書かれていますが、
今日はこんな一説をご紹介します。

サントーシャによって、無常の喜びを得ることができる。

パタンジャリ「インテグラル・ヨーガ」

まず、サントーシャとは「知足」という意味で、
この一説は、

「すでに自分は満ち足りていることを知ること」によって大きな喜びを得ることができる

という意味になります。

どういうことなのかというと、
私たち人間の脳は、
「足らないものに目を向ける」ということが
インプットされてしまっています。

大昔、人間は、食べ物や住むところなど
をいち早く見つけるために、
常に足らないものに目を向けなければいけませんでした。

なぜなら、
それをいち早く見つけなければ、
生存が危うかったからです。

しかし、現在、便利で豊かになった世の中で、
常に足りないものに目を向けてばっかりいては
欠乏感が生じてしまいます。

どんな恵まれた環境にあったとしても、
足らないものばかりに気を取られていては、
心が貧しいままですが、

いかなる環境でも、
自分がすでに持っているものに
目をむけることができれば、

喜びや感謝の気持ちで心を満たすことができるはずなのです。


例えば、あなたが喉が渇いてカラカラだったとしましょう。

目の前にはコップの水に半分水が入っています。

そのコップの水に対して、
「半分しか入っていない!」と思えば、欠乏感や虚しさが沸き起こるでしょう。

けれども
「水が半分も入っている!」と思うと、満足感や嬉しさが沸き起こると思います。

コップに水が半分入っている、という事実は変わりません。

この事実に対して、

欠乏感や虚無感で心を暗くするか、
もしくは
満足感と感謝で心を明るくするかは

あなたの心のあり方次第と言えると思うのです。


私のお話をさせてください。

みなさんは歯医者さんていきましたか?

私は小さい頃から
歯並びがコンプレックスで、

数年前30万もかけて
歯の矯正をしたのですが、

数年前、下の歯がぐらぐらしていたのが気になり、歯医者に行ったところ、レントゲンを取ると、その歯は乳歯(子供の歯)だと言うことが判明。
しかもその下の歯茎には永久歯(大人の歯)が生まれつきないとのこと。

歯を抜いてしまったら、そこの部分だけ無くなるので
入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントの3つの治療が求められたのです。

入れ歯はお手入れが面倒だ、と知人からいわれ、
ブリッジをしている人から聞くと、両側の歯が崩れ虫歯になりやすい、
そして、歯医者さんいわく、一番楽で安全なのはインプラントだと言うのです。

みなさん、インプラントって知ってますか?

人工の歯を顎の骨に埋め込んだものなのですが、
値段が一本あたり

なんと

50万円!!

もすると言うのです。

50万の数字を聞いて、気絶しそうでした・・

50万もあれば、ヨーロッパに旅行へ行けるし、
国内旅行、沖縄とかも何回も行けるだろう。。。

しかし、色々噂を耳にした私は泣く泣く
結局このインプラントという選択をしたのです。

インプラントの治療の期間
約半年通うことになりました。

レントゲンや検査なども入れ、
そしてインプラントを顎の骨に入れる作業というものが始まります。

そして先生が「では今度オペですね」

オペとは...😂

なんだか大ごとになっている・・と
めちゃくちゃビビりながら
そのオペの日を迎えることになりました。

恐る恐る待合室で待ち

「吉田さ〜ん」と呼ばれ、いつもと違う薄暗いベットが大きく、いろんな道具が置いてある部屋に通されます。

そして入ってきた先生はいつもと違う、青い手術服と帽子を着ている!

めちゃくちゃ怖くなって、心臓がバクバクし始めます。

大きな重い布を体と顔全体に被され、
口と鼻だけ出ている状態で

その「オペ」なるものが始まりました。

麻酔をしたら感覚がなくなり、

ガリガリと何やら力づくで歯茎をいじくっている様子。

次の瞬間、ハンマーみたいなもので

「カーン!カーン!」と


何回も強く顎に打っているような感触が😂😂😂

怖すぎて気を失いそうになりました。。

冷静を取るべく、

「呼吸、、呼吸、、」とここでヨガインストラクターのマインドを真剣に思い出そうとは思っていたけれど、


恐怖感が拭えず、心臓はバクバク。
痛みはないものの、恐怖との戦い。

なんとか1時間耐え抜き、
緊張の疲れでぐったりし、その日は病院を後にしました。

しかし、麻酔が切れてからは歯茎はズキズキと痛む・・


「大金を払って、こんな怖い思いをしてもっと医療業界はどうにか安心して手軽に通えないのか・・」

「矯正もしたのにどれだけ歯にお金つかちゃってるんだろ」

と怒りと悲しみが湧き、
最後の治療の日まで
気が重い日が続いていました。


そんなある日、

天才少年ドラマーとして注目されている酒井響希さんの演奏を聞く機会があったです。

彼は2歳のときに目の小児がんで両目を失明し、天才少年ドラマーとして注目されているそうで、東京パラリンピックの閉会式の出演などメディアでも紹介されていました。

彼の演奏を聴いた時、あまりの感動で鳥肌が立ちました。

彼が全身で音楽を表現し、
楽しそうにドラムを叩く姿。

エネルギーが伝わり、
輝いている姿で
息を呑むような演奏に我を忘れていました。

終わった後、彼は

大きく元気で、そして大きな自信で

「とっても楽しいです!!本当にありがとうございました!!」

と大きな声で楽しそうに挨拶していました。

その姿を見た時思ったのです。

目が見えない、とか、歩けない、とか関係ない。

幸せは自分の中から生まれるものなんだ、と。


ここで、ヨガの教え、サントーシャを思い出しました。

私は、常に自分の歯並びが悪い、とか

50万もお金がかかる、とか

マイナスでネガティブな面ばかりに目を向けて

歯の矯正もして歯を出して自然に笑えるようになった。

そして、インプラントをいれて、
何不自由なくご飯が食べられる喜びを手に入れられることに気づいていなかったのです。

目が見えなくても、
彼は心で幸せを感じているのに、

私は目が見えているのに幸せを感じていない。。

そのギャップに気づいた時、

反省と同時に感謝の気持ちが湧き起こりました。

そう思うと

目の前の景色が変わって見えてきたんです。


「私のために一生懸命治療をしてくれた先生に感謝だなぁ」

「食べる自由が手にいれられる。50万なんて安いもんなんじゃないか。」


その感謝の思いに立ち帰った時、

最後の治療で、ようやく
吹っ切れた気持ちになり、
治療の最後のお支払いができたんです。



私達は

すでに幸せを手にしているはずなのに

「足らないもの」に目を向け
嘆き悲しんでしまう時があります。


けれども

すでに手にしているものの存在に目を向けた時

大きな感動や感謝を思い出し


今自分が満たされているということに
気づくはずです。

まるで

生きる喜びを音楽に変えて
感動的な音楽を作り上げる
音楽家のように

私たちも

今手にしているものの存在に目を向けて

人生の中に喜びを見つけていきましょう!



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ウェルビーアドバイザー吉田紗弥



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