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唐揚げの業務標準化


こんにちは、さやえんどうです。

今日のNoteは唐揚げの業務標準化について書こうと思います。


みなさん唐揚げは好きですか?
実はわたし、人類は大体唐揚げが好きだと思っています。(個人的暴論です)

もちろんわたしももれなく唐揚げが大好きです。
どのくらい好きかというと、料理が苦手なくせに一人で胸肉1枚唐揚げにしてペロッと食べちゃうくらいです。

ところで唐揚げって英語では「Fried Chicken」というそうですが、日本語では「唐揚げ」と「フライドチキン」って違う料理ですよね。何で英語と違う料理になってしまったのか…ルーツが気になるとともにとても不思議な気持ちです。


話がまた逸れてしまいました。
話を戻します。

そんな唐揚げ、以前までは油使って「揚げる」という行為がある以上「難しい料理」だと信じて疑いませんでした。

その証拠に「唐揚げ 作り方」と調べると次のような手順がでてきます。

①肉を切る
②調味料で下味をつける
③揉み込む
④30分~一晩つけおく
⑤衣をつける
⑥たっぷりの油で揚げる
⑦休ませる
⑧再びたっぷりの油で揚げる


えっ?手順多くない???


と、思ったのはきっとわたしだけじゃないはず。
料理下手にとって油を使うだけでも大変なのに、どう考えても時間がかかりそう。つらい。わたしはただ美味しくハイボールが飲みたいだけなのに。

しかも「⑦休ませる」に入るタイミングの揚げ具合、調べても感覚値で言ってることが多い。サイトによっても違うし。わかんない。

あと、衣はすぐ食べるのか冷えてから食べるのかによって片栗粉と小麦粉の分量変わるらしいです。片栗粉はすぐだとサクサクで時間たつとベチャベチャになるそうです。
つまり、すぐ食べるなら片栗粉多め。冷えてから食べるなら小麦粉多め、ということ。

でもそんなの食べ始めてみなきゃ分からないなと思いませんか?
すぐ食べるつもりでもお酒飲んでたら気分変わっちゃうかもしれないし…。


そんなわけで今回の最終的に目指す形は「簡単に作れて時間経過も気にならない唐揚げ」ということにしました。


最終的な結論から言うと、家で作るの嫌だなと思ったポイントがいくつかありました。

まず、手がすごく汚れる。
衣つけるときに手で肉を掴み粉をつけるのですごく汚れます。汚れるのは良いんですけど生肉なんで一応しっかり手を洗って揚げて休ませて揚げて…で、第2弾の衣をつけて手を洗って…という無限ループは非常に手間でした。

次に、衣が余る。
これ地味に困りませんか?多めに用意して余ったものは破棄…って(生肉触った手で粉も触ってるし)当たり前なのかもしれないですが、勿体ないし散らかるし、世の主婦(夫)の皆さまはどうしてるんですかね…?と思いました。

最後に、油の処理。
油がもったいない。めちゃくちゃ使ってめちゃくちゃ余ってるのにこれ捨てるんですよ…?しかも排水溝に流せない。揚げてからその事実に気づいちゃって、数日鍋に油いれたまま放置でした。(後日固めるテンプル買って無事破棄しました)
唐揚げのレシピ材料欄に固めるテンプルも書いていて欲しい気持ちになりました……

まぁそれはさすがに暴論なんですけど、初心者って何がいるのかこんな風に予測することも難しいんですよね。あとは180℃の~とか、油がパチパチしたら~とか、これもまた難しい。


油パチパチならずっとしてるし。笑


そんな初心者ならではの屁理屈を並べつつ、美味しい唐揚げを作れるよう色々挑戦してみました。
オイスターソースを入れてみたり、クミンを入れてみたり、片栗粉の分量を変えたり…でもそれってかなり面倒なんですよね。

面倒になって放棄したときに、はたと当初「簡単に作れて時間経過も気にならない唐揚げ」が最終目的だったことを思い出しました。

まずは「簡単に作る」が目的であるなら省ける手順は省くべきです。
料理玄人っぽくなるためにカンコツを身に付けようとしてましたが、そんな見栄は不要です。
そこでわたしは6年住んでるにも関わらず最近使い方を知ったコンロの機能を使うことにしました。


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これぞ文明の利器!
なんとうちのコンロには油の温度設定がついているんです。使えるものは使うべきです。即採用。
これで180℃問題は解決しました。


続いて、粉の問題。
自分で粉の調整できるのカッコいい…なんて思ってましたが、目的のためには手段を選んでられません。


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https://www.nisshin-foods.com/foods/nisshin/gp/


これを生み出した人類に感謝。ありがとう日清さん…
前回のnoteでアサヒのビールをサッポロのグラスに注いだときは気を遣ってサッポロのロゴをボカしましたが、今回は面倒なのでこのままでいきます。なんな商品サイトも載せちゃいました笑

一生懸命グラスをボカシたnoteはこちらです。

この粉、ほんとうにすごいんです。
この粉に水を混ぜ入れてドロドロにした後、生肉いれて絡ませるだけで下味と衣の役割をしてくれるんです。
しかもすごく美味しいし簡単だし手も汚れない。

正にわたしの最終目的「簡単に作れて時間経過も気にならない唐揚げ」には欠かせない魔法の粉なんです。

ありがとう、日清さん……と、何度でも言いたくなっちゃいますね。


そして最後に、油の量です。
唐揚げを作る際、なんと油は少なくて良いんだそうです…!
友人に教えてもらったのですが「揚げ焼き」という調理法があり、家で作るくらいの唐揚げであれば、それで十分なのだそう。

油の量は肉が1/3~1/2ほどつかる程度で大丈夫です。


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最初はこんな感じで少し間をあけつつ唐揚げを並べていきます。
もう並ばないな…と思った段階でちょっと肉をつめて、また空きスペースに肉を並べます。

ここで片面何分?という問題がでてくると思うんですが、急がずに衣をたっぷりつけつつ並べていくと並べ終わったくらいのタイミングでひっくり返して大丈夫なくらいの時間になってました。

そんなわけで、ちょっと魔法の粉を使ったりしてズルをしたもののわたしの最終目的「簡単に作れて時間経過も気にならない唐揚げ」の標準化が完了しました。
味はいつも均一、アツアツでも冷めても美味しい。そして簡単!
これこそおうち唐揚げの大切なポイントだと思ってます。

では、手順をまとめましょう。


①肉を切る
②唐揚げ粉を準備して混ぜ合わせる
③肉に絡める
④肉の1/3~1/2程度ひたるくらいの油をフライパンにいれる
⑤コンロの機能で油の温度を180℃にする
⑥フライパンに肉をひとつずつ敷き詰める
⑦肉をひとつずつひっくり返す


色んな粉を駆使したときは、確かに二度揚げすごい!となりましたが、唐揚げ粉を使った場合は二度揚げの感動は薄めでした。一度揚げで十分美味しい。

凝った唐揚げ!という目標であれば標準の仕方はまた異なりますが、今回のわたしのテーマは「簡単に作れて時間経過も気にならない唐揚げ」でしたので、これで十分です。


コンビニで買う唐揚げも美味しいですが、自分で作る唐揚げは安くて大量に食べられることが最大のメリットです。


何事にも標準化は大事だなぁと噛み締めながら、今週末は唐揚げで最高に美味しいハイボールを飲みたいと思います。




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