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仕事を辞めて良かったみたい

ちょうど1年前、私は33年間勤めた会社を辞めた。
大学卒業後すぐに就職し、
何度か転職はしたものの、
無職という状態を経験したことがなかったので、
未知の世界に踏み込んだ1年だった。
気持ちを整理するためにも、
ここらで、仕事を辞めて良かったことと悪かったことを整理してみよう。

〈仕事を辞めて良かったこと〉

好きなことだけすればいい

どんな仕事でも程度の差こそあれ、
嫌いな業務はある。
ほとんどが嫌いなことで、
好きな業務は少ないかもしれない。
まあ仕事なので我慢してやるしかない。
仕事を辞めてからは
嫌なことをしなくて良くなった。
嫌なことを頼まれたら断ることができる。
無職になったこの1年は好きなことしかしていない。

好きな人とだけつき合える

上司、同僚、取引先やお客様が
自分と相性の良い人ばかりとは限らない。
苦手だな嫌いだなと思っても、
仕事の一環として
自分を抑えつつ付き合わなくてはならない。
それがこの1年は嫌な人とは会わなくて良くなった。
もし連絡があってもフル無視をすればよい。
我慢する必要などない。
好きな人と好きな時に都合をつけて会えば良い。


明日のことを考えず今日を楽しめる

仕事をしている時は、
遊びや旅行に行っても、
次の日の仕事のことが頭をよぎり、
疲れるからこの辺で辞めておこう。
朝早いしそろそろ帰ろう。
と、明日の仕事を優先的に考えて今日を楽しめていなかった。
今は思う存分、今日を楽しめるようになった。


毎日の行動を自分で決められる

仕事をしていると、
いつ、どこに行って、何をしなければいけないかは、
業務の流れで決定される。
たとえ自分で段取りした流れでも、
それは仕事の都合上そうなっただけで、自分の希望したことではない。
今は、いつ、どこに行って(或いはどこにも行かず)、
誰と(或いは1人で)何をするか?
全部自分の意志で決められる。
人と会う時はお互いの都合に折り合いをつけなくてはいけないが、
それでも自分の希望は候補に入れて貰うことができる。


ジャッキーといっしょに過ごせる

これが仕事を辞めた最大の理由。
こらまでは休みの日しかジャッキーと過ごすことができなかった。
仕事のある日は、朝から晩まで家を空けていた。
夜遅く帰宅して家事をして風呂に入って寝る。
ジャッキーと戯れる時間などほとんど摂れなかった。
今は人と会ったりわんこが行けない場所に行く時以外は、
ずっといっしょに過ごせるようになった。
面白いもので犬というのは人間といっしょに過ごすとだんだん人間っぽくなってくる。
すると益々、友達みたいにいっしょに過ごしたくなる。


体と気持ちが楽になった

去年までは5時半に起床し、
朝ごはん、弁当、夕食の支度を一気に済ませる。
帰りが遅いので夕食まで作っておいてそれぞれ温めて食べてもらう。
帰りは23時。
家事、風呂、寝る。
3時間半睡眠。
こんな生活が在職期間後半、
20年以上続いた。

今は起床時間は同じで
就寝時間が25時くらいなので、
4時間半睡眠。
睡眠時間はあまり変わりないが、
元々ショートスリーパーなのでこれはあまり問題ない。
ただし中身が違う。
日中はストレスなく自分のペースで過ごしているし、
就寝中も熟睡できる。
体と気持ちの負担がずいぶん楽になった。
もう少し早く寝ればいいのだが、
好きで韓ドラを観ているから仕方ない。

〈仕事を辞めて悪かったこと〉

お金が入ってこない

他にはない

以上

9月までは失業保険があったが、
それ以降は収入がゼロになった。
もちろん想定していたことだし、
好き勝手して労働していないのだから、至極当然のことだ。
それでも長年続いたサラリーマンにとって、
毎月お金が入って来ないというのはひじょうに寂しいものだ。



というわけで、
仕事を辞めて良いこと悪いことを
列記してみたが、
圧倒的多数で
辞めて良かったみたいだ。

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