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私とごはん

いつだったか、「今まで頑張ってきたことは?」と聞かれて「毎日の夕飯づくり」と答えたところ、相手の人が「?」となったことがある。
曰く、「毎日夕飯を作るのは当たり前じゃない?」とのこと。
確かに・・・。私は当たり前のことくらいしかがんばってこなかったのかな・・・泣
でも、私は今まで頑張ってきたんだ。そして今も頑張ってる。

なぜこんなことを思うのか、ふと気になったので文章を書きながら考えてみたい。
もしかしたら私の夕飯づくりには自分ルールが多いのかもしれない。
そしてそのルールが可能な限り達成されるととても私はハッピー。
①一汁三菜
②一品に2~3品目以上使う
③メインが魚なら副菜に肉、メインが肉なら副菜に魚介類があるとベター
④③は魚とお肉のメインを交互に1週間を心がける
⑤甘い、酸っぱい、辛い、旨いの味をバランスよく組む
⑥お味噌汁は具沢山
⑦緑・赤をどこかに取り入れる
⑧タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミンを意識する

書いてみると我ながらストイック・・・
もちろん全てクリアする日もあれば一品だけ、とかそうでない日もあるし、誤解が無いようにしておくとルールをクリアしてもそんなに映える食卓でもない。ただの自己満足。
でもやっぱり、私にとっては夕飯づくりは「がんばる」行為になる。
それだけ「何を食べるか」とか、「食べることから得る喜び」みたいなものが大事ってことなのかな。

思えば一人暮らしの時も一汁三菜ができたらとても嬉しかった。(現実にはめんどくさいが勝ってたけど作り置きしたら一日の終わりの満足度がすごかった)
人に作ってもらえたらなおのこと美味しく感じるのだけれど、たまの外食はあってもやっぱりお家でしっかり作って食べるごはんは格別。
そこに一緒に食べてくれる人がいて、今日一日の出来事をあぁでもない、こうでもないと話していると最高。
そんな空間に、自分の作ったものが少しでも華を添えていたらとても嬉しいし、満足感がすごくある。

あと作っている時間も結構好き。
頭の中でレシピを組み立てて、効率のよい作り方を考えて自分一人でよーい、ドン!とゲームスタート。いかに時短で作れるかを見てみたりする。
マイペースにゆっくり作っている時は、自分自身を時間をかけてメイクしている時みたいに、自分自身を丁寧に扱っている感じがする。余計なことも考えなくなるし、マインドフルネス。

でもとてつもなくめんどくさくて、しんどい時もある。
だから、「頑張っている」のかも。
でも、これを諦めてしまうと途端に毎日がつまらない。何かがすごく欠けている気がする。実際、仕事で忙殺されてまともな食事が作れない時はストレスが溜まるいっぽうだった。今、時間に余裕のあるスタイルで働いて、毎日料理する時間があるととても充実している。

一方で、なんだか自分の中に流れている「呪い」に囚われていやしないか、と思う時もある。料理が大好きだった祖母は働きながらをそれを完璧にこなし、母は専業主婦だった分料理は毎日すごかった。だから、「同じ女たるもの、そうでなければならない」と思い込んでいる節もあるのかな、と。
献立の組み立て方はまるで自分が育ってきた食を再現しているかのような時が多いからそう思う。他のご家庭のエッセンスを垣間見れたら、もっと柔軟になれそうだな。
留学して誰かと暮らしたり、結婚すると、無意識に自分の育ってきたスタイルをそのままコピペしている瞬間にはっとすることがある。そんな感じ。

食べることが大好き。その空間を囲みながら人が集まるのも大好き。
大好きを大切にしながら、これからも自分のごはんスタイルをその時々で柔軟に追求できればな、と思う。きっと、私はこれからもごはんづくりを頑張る。
その前に色んな美味しいものも食べたいな笑。


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