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『大乱闘スマッシュブラザーズ』という僕が最も嫌いなゲームのお話

初めまして

僕は鎌倉のとある面白法人で採用責任者をしています。大体の人が僕のことを「さとけん」と呼びます。ありがたいことに、毎年いろんな企業の方から講演に呼んでいただいたりして、多くの採用担当の方の前で「採用とは?」みたいなことについて偉そうに語らせていただけるくらいに採用という仕事を得意としています。そんな僕には、悩みがあります。

スマブラが絶望的に下手

そう、僕はとにかくスマブラがとにかく下手です。というか嫌いです。スマブラのことが。
僕が初めてスマブラに出会ったのは小学生の時。ニンテンドー64を買った友達からみんなでスマブラをやろうと誘われ遊びにいったのですが、いざプレイするとなぜでしょう、「戦場にいる」ということすらなぜかできませんでした。すると、プレイを重ねていくうちに段々と自分にコントローラーが回ってくることがなくなりました。ゲームが下手というだけで、みんなが遊んでくれなくなる。その時から、僕はゲームが、いや、スマブラが大嫌いです。

ゲーム開発会社とesports専門会社の採用責任者になる

なぜでしょう。そんな僕は2015年に面白法人カヤックというゲームを開発する会社に入社し、2018年からはグループ会社でesportsを専門とするウェルプレイドの採用責任者にもなりました。でも、今ではゲーム・esportsの採用が僕にとっても最もモチベーション高く取り組める仕事であり、残りの人生もゲームに関する仕事に携わりつづけるだろうなと、なんとなく思っています。

ゲームクリエイターに惹かれる

僕が前職の会社に在籍していた時に、いわゆる「ガチャ問題」の流れを受け、ゲーム会社からたくさんの転職希望者の方が面接を受けにきてくれていました。そこで出会う方が口々に

「ゲームは社会のためにならない」

と言っていたので、ゲームが嫌いな僕はゲームに対する印象だけでなく、ゲームをつくる仕事に対してもややネガティブな印象を持っていました。

その後、僕は面白法人に入社し、当然ソーシャルゲーム事業の採用にも関わるようになりました。僕は採用において「EVP(Employee Value Proposition)」つまり「会社から従業員への提供価値」を定義することが最も大切だと考えており、ゲーム事業に関わるメンバーに「この仕事を通じて得られる価値は何か」という問いを重ね続けていきました。いろんなメンバーに問いを重ねつづけることで、前職で抱いていたようなネガティブな印象が消えたどころか、売れるかどうかは最終的に世に出て見なければわからない、そんな危ういビジネスに対してワクワクしているゲームクリエイターにどんどん惹きつけられる自分がいました。

『ぼくらの甲子園!ポケット』が教えてくれたゲームの面白さ

ゲームをつくるという仕事の魅力を僕に教えてくれたゲームクリエイターは同時にゲーム自体の面白さを教えてくれました。

ぼくらの甲子園!ポケット(以下、ぼくポケ)』

カヤックのゲームクリエイターが生み出したゲームです。一般的に野球ゲームといえば、1人のユーザーが全ての選手を操作するのが一般的ですが、ぼくポケはレギュラー全ポジション+ベンチいずれもユニークなユーザーでチームを組み、甲子園を目指すというゲームです。僕が僕ポケのプレイを通じて出会った仲間は僕にゲームの楽しみ方、ゲーム自体の魅力を教えてくれ、僕はのめり込みました。高熱を出し救急に運ばれた時に

「救急に運ばれてしまって4試合目に出れません。レギュラーであるにも関わらず、このような形でチームにご迷惑をおかけして申し訳ございません。」

と、家族より先にゲーム仲間に連絡をするほどでした。

esportsの世界大会に出場する

すっかりゲームアレルギーが無くなった僕に「esportsの専門会社がグループ会社になったから採用を手伝って欲しい」といったミッションが降りてきました。

「esports…あれか…スマブラか…。」

そうです。あれです。僕をゲーム嫌いにしたアレです。ゲーム嫌いは克服しましたが、小学生時代の記憶が蘇ると気分が乗らないままesportsに関わることになりました。

ですが、ここでもesportsの魅力をワクワク語る仲間にすっかり魅了され、気がつけば『EVO』という毎年ラスベガスで開催される格闘ゲームの世界大会に出場していました。(ちなみにその時はTEKKEN7で出場しました)

そんなこんなですっかり僕はゲーマーになりました。ですが、今もゲームは絶望的に下手です。会社で新たにリリースしたゲームも、ウェルプレイドのみんながやろう!と誘ってくれたゲームもフレンド内のランキングを見れば常に僕が下位にいます。

ゲームが上手くなるように頑張ることで伝えられること

1番最初に書きましたが僕は「採用」という仕事のプロフェッショナルです。採用の仕事に関して、解決できない問題はほとんどないという自信もあります。また、僕は「採用チーム」という組織のマネジャーもしています。「採用」という仕事を通じて成長したい、採用という仕事を極めたいがどうしたらプロフェッショナルになれるか、そういう悩みを持った仲間を応援するポジションです。でも、僕はこれまでとにかく我武者羅に過去を振り返ることなくこの仕事に打ち込んできたため、どうしたら採用のプロフェッショナルになれるのか説明はできないし、この仕事で悩んでいる人の気持ちを理解することができないですし、同じ目線に立つということがどうしてもできないのです。

「出来ないことがあって悩んでいる人とどうしたら悩みが共感できるか」

それを考えた結果僕がたどり着いたのは、「苦手」「出来ない」と思うことに僕が改めてチャレンジするということでした。僕自身が出来ない、苦手としていることに取り組むことで、出来ない人たちの気持ちもわかるし、自身が乗り越えた経験がそのまま仲間のナレッジになるんじゃないかと。

僕にとって「苦手」「出来ない」ことは何か。

そう、幼い頃からトラウマになっているスマブラです。

苦手なスマブラに取り組み成長し続けることで、一緒に働く仲間に「どうしたら成長できるか」に答えられるようにしていければなと思っています。

このnoteの今後

基本的にはスマブラがうまくなるために取り組んだこと、できるようになるべきことを書いていきたいと思います。なんでこのnoteは

「ただただスマブラのことを書く」

noteになります。

・成長とは何か
・苦手なものが好きになるというのはどういうことか

そういう気づきがあれば、そのタイミングで言語化します。

僕自身の今後

僕自身がプロフェッショナルになるためのプロセスを理解できるように、とりあえずスマブラの「プロ」を目指します。もしかしたらそれが本業になるかもしれません。でも、それくらい頑張ってみます。

筆不精なので更新頻度は高くないかもしれませんが、もしよかったら今後も読んでください。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

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