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台湾2018 夏の旅 2

 台湾には三面の顔がある。
 中国国民党によって独裁を受けた国家。
 かつての大日本帝国の残滓を残した国家。
 大陸から共産思想の侵蝕を受けている国家。
 それを如実に感じる。ある程度の年嵩の方々は日本語は通じるし、思考は私の祖父時代の方に近い。
 学生時代に台湾からの人と国際線で同席になって、色々と会話が弾んだときに、彼が日本時代を実に誇らしげに語るのに本当に驚いた。
 その直前には改革開放前の、実に非文明的な中華人民共和国の辺境を放浪していたので、その発想の落差に驚いたのだ。

新宿なのか、日本橋なのか。

 西門町にあるこの複合施設。
 元々は日本帝国時代の百貨店だったらしい。
 今ではディープなカルチャービルになっていました。
 日本からある層にピンポイントなフィギュアやプラモキット、それに恐らくは版権を取っていない商材がてんこ盛り。
 地階には美味しい麵屋もあるらしいけど。
 こちとらタピオカで満腹しているのです。

版権なんて取ってないよね。
明治の香りがする

 この西門脇には明治時代からの建物がある。 
 台湾初の公設市場として建設されて、当時は高価であった冷蔵施設があったという。大東亜戦争の後は映画館だったらしいけど。
 いまでもカジュアルな雑貨店になっていました。
 うん、当時のメンタルでは意味がない。
 
 このあとで台湾式マッサージ店にいきました。
 塾で講義をしている私は、右肩が異様に凝るという症状に悩まされていて。毎週の整体に通っていましたが。さすがは本場か、と思わせるマッサージでして。
 しかも足つぼもしてもらって。
 芸人さんが番組で悲鳴をあげていましたが、あれこの程度か、なんて思いまして。後日談がまだあります・・・
 さてこうして時間を浪費して。
 夜が更けるのをじっと待っていました。
 そう。
 西門脇といえば夜市なのです。

西門といえば夜市でしょう

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