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イサム・ノグチ庭園美術館 今日の1冊 #022 

ISAMU NOGUCHI

イサム・ノグチ
Isamu Noguchi(日本名:野口 勇、1904年〜1988年)
アメリカ合衆国ロサンゼルス生まれの20世紀を代表する彫刻家
日本人の父とアメリカ人の母を持つ日系アメリカ人

少年期は日本で育つ。渡米した後、彫刻家を志し、アジア・ヨーロッパを旅して見聞を広めた。パリでは彫刻家ブランクーシの助手をつとめる。ニューヨークに居を定め、肖像彫刻、舞台美術をへて環境彫刻やランドスケープ・デザインにまで幅広い活動を開始する。戦後は日本でも陶器作品や、和紙を使った「あかり」のデザインなどを行う。また丹下健三、猪熊弦一郎、勅使河原蒼風、北大路魯山人、岡本太郎など当時の前衛芸術家たちと交流歴もある。その後、アメリカ国内外の各地で、彫刻、モニュメント、環境設計を続け、文字通り「地球を彫刻した男」と呼ばれる。1985年には、ニューヨークにイサム・ノグチ・ガーデン・ミュージアムを開館する。

イサム・ノグチ庭園美術館HPより

ISAMU NOGUCHI―イサム・ノグチ庭園美術館

「ここは僕が石から勉強した場所。このままの形で遺し、善意と教育のために役立ててほしい」。

ニューヨークとともに活動の拠点であった香川県牟礼町のアトリエ、住居は
この地が未来の芸術家や研究者、そして広く芸術愛好家のための
インスピレーションの源泉となることを強く望んでいた
ノグチの遺志を実現し
「イサム・ノグチ庭園美術館」として1999年より一般に公開されている。

150点以上の彫刻作品、自ら選んで移築した展示蔵やアトリエ、
晩年制作した彫刻庭園など全体がひとつの大きな環境を取り込んだ彫刻となっている。
企画・監修/三宅一生、写真/篠山紀信、アートディレクション/佐藤卓


イサム・ノグチ庭園美術館は、
本当にそこで体験しなければ感じることのできない魅力に満ちた場所であると感じる
その家の裏山もこの美術館のハイライト
丸い大きな築山がそびえ、あちこちに彼の選んだ自然石が配されている
アトリエ内の遊具の彫刻
イサムノグチのデザインした和紙の照明が古い民家の空間に溶け合っている

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