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今更「アイアンマン」の映画を見た。しかも初見。(ネタバレ有)

はじめに

私は「マーベル」と英語で書けない。いや、正確に言うと多分これだろうなって感じのスペルは思い浮かぶのだが、正しいかどうか正直自信がない。
この記事はその程度の学力のバカが書いてると思って読んで欲しい。
ちなみに「アイアンマン」は書ける。「いろんまん」って覚えてるから。
それじゃあ前書きは置いといて、「IRON MAN」の話をしましょう。

ほらね、スペル合ってるでしょ?

私とマーベル

まず私はマーベル作品というものを知らない。「デッドプール」と「デッドプール2」しか知らない。
え?「デッドプール」ってマーベル作品じゃなかったんですか?
え?マーベル作品ではあるけどMCUじゃない?MCUってなんですか?
「X-MEN」?……やめてください!今は「デッドプール」の話をしてるんですよ!関係ない作品の話はしないでください!

とにかく、「アベンジャーズ」とかなんかそういう類の話は全く分からない。ていうかアメコミのヒーローもの自体あんまり知らないし、興味がなかった。
私にも有難いことに「仲良しグループ」みたいな友人がいるのだが、その友人たちは全てマーベル作品のファンだ。(というかアメコミ作品のファン?)
アメコミの話が始まると会話に混ざれないのだが、まあ別にその程度でハブられるようなしょうもない仲ではないので特に自分が話題に混ざろうとする為に視聴しようなんてことは無かった。
ただ先日、職場で当たり前のように「アベンジャーズ」の話をされ、他のコミュニティでもマーベル作品の話をされた為、「ひょっとして私は社会不適合者なのか?」と感じ、(恐らく)「アベンジャーズ」シリーズ最初の作品である「アイアンマン」を観る事にした。

ちょっとおもれぇじゃん

「アイアンマン」のあらすじはこうだ。
なんか兵器開発してる社長が中東のテロリストたち(?)に誘拐されて、「ミサイル作らないと殺すぞ^^作っても殺すけど^^」って言われる。
渋々翻訳者兼外科医兼科学者のホー・インセンという男と協力し、ミサイルを作ることになる。
しかし、お話的にもおとなしくミサイルを作る訳がないので、ここでアイアンマンのプロトタイプとなるパワードスーツを作成し、脱出する計画を立てる。
インセンは計画がテロリストにバレかけた時もかばってくれたので「あ、こいつマジで良い奴なんだ」って思ったのですが、よくよく考えたらパワードスーツを開発したところで着用できるのは1人だけだしどっちかしか逃げられなくね?という問題があり、「こいつここで死ぬな……」と同時に悟らされます。案の定パワードスーツが起動するまでの時間稼ぎで死にます。ほらな!
でも、後々のアイアンマンの活躍とか考えるとインセンってマジで英雄じゃないですか?コイツ絶対人気キャラだよ。私にはわかる。オルシュファンくらい人気キャラ。
ここまで多分20分くらい?なんですけど、もう既に「ちょっとおもれぇじゃん……」ってなってます。

自らの命を犠牲に世界を救った英雄、インセン

起承転結でいう所の「承」

なんやかんやで社長は救出され、アメリカに戻ってきた。
そしてチーズバーガーを食べながら記者会見をし、「誘拐されて価値観変わりました。兵器開発やめます!」と叫ぶ。
当然記者団は大慌てで詰め寄る。が、社長はそそくさと退席する。副社長が必死に記者たちをなだめる。尻拭いさせられて可哀想……。

とまあ、完全に起承転結でいう所の「承」である。
ここから社長は改良版パワードスーツの開発を進め、民間人に若干の迷惑をかけながら空を飛んだり、超高度まで行きすぎてボディが凍結してしまったりしつつ、自分の家の屋根や高級車を間違って破壊したりする。
その過程で秘書のペッパーに心臓部分にあるアーク・リアクター(生命位置装置兼パワードスーツの動力みたいなもの)を引っこ抜かせて新型アーク・リアクターを入れさせるなどのパワハラも行った。
しかしペッパーはまんざらでもない様子で、捨ててくれと言われていた筈の旧アーク・リアクターをそのままインテリアに改造していた。なんでだよ。ていうかこれ絶対あとで必要になってくるだろ。
そんな感じで調子に乗った社長は中東の紛争地域に自分の会社の最新ミサイルがあることを知る。「兵器開発はやめるのに!」と怒った社長はそのままパワードスーツで飛んでいきテロリスト相手に復讐、無双するついでにアメリカの戦闘機を損壊し、軍の友達にうまい具合に揉み消してもらう。やりてぇ放題かよ!
でも正直この戦闘シーンはめちゃくちゃ良かった。パワードスーツの規格外の強さみたいなのを見せつけられたし、戦車を爆破しながら戦地を後にするシーンも最高にクールだった。皆さんは知ってましたか?「アイアンマン」って映画。これ、実は面白いんですよ。この記事を読んでる皆さんは知らないでしょうが、「アイアンマン」って面白いんです。

いかにもな美人秘書、ペッパー


黒幕はアイツだった!?

  • 副社長でした。
    ていうか何なら中東のテロリストに社長の誘拐・殺害を命じたのも副社長でした。嫌ですねえ、出世争いって。
    副社長も同様にプロトタイプパワードスーツからさらに改良したクソデカパワードスーツを開発しますが、どうにもエネルギー源が足りない。
    そう、社長の心臓部分にあるアーク・リアクタ―です。
    絶対奪われるじゃん!ほら奪われた!絶対ペッパーがインテリアにしたアーク・リアクター使うじゃん!ほら使った!ほらな!言ったじゃん!
    そしてクソデカパワードスーツvs改良型パワードスーツという、最大規模の内ゲバが始まる。
    民間人に大迷惑をかける副社長!守りながら戦う社長!すごい!スーパーヒーローしている!
    しかし新型アーク・リアクターと旧型アーク・リアクターでは真っ向勝負のパワーで勝てないことを悟る。残りのエネルギーもない!どうするんだ!?
    と思ったら急に社長が超高度へ目掛けて飛んでいく!追いかける副社長!
    これ絶対副社長が凍結するじゃん!ほら凍った!
    落下していく副社長!ここで倒したかと思われたが、地上に戻るや否や社長が死ぬほど油断!!!パワードスーツをちょっと脱ぎ捨てかけた所で副社長にシバかれる!!!最終的にクソデカパワードスーツを目くらましし、照準機能を狂わせ、秘書のペッパーに足元にある大きなエネルギー装置みたいなのを暴走させるようにお願いする!
    「でも、そんなことをしたら貴方が……!」「いいからやるんだ!」「いやー!!」
    このやり取りである!!!確かにまあ、秘書の考えてる事もわかる!!
    「やるんだ!」「いやー!」
    この複数回のやり取りにより社長は絶体絶命!しかし副社長、ここでめっちゃ油断している!!
    「やるんだ!」「いやー!」
    照準装置を狂わされているとはいえ、一発一発ミサイルを撃っては外す!撃っては外す!その間にも秘書の準備は整う!
    「やるんだ!」「いやー!」
    しかし秘書、やる!!!エネルギー装置が暴走する!副社長、爆発に巻き込まれて死ぬ!!!!アイアンマン、完!!!!!!!!!!!!

圧倒的「ほらな!」の連続、だがこれでいい

一件落着した次の日、社長が記者会見を行うシーンになる。
昨夜のことでアメリカ中は大騒ぎ。「アイアンマン」は誰?という見出しの記事も出ている。
周りの人間は社長がアイアンマンであるという事は公にしないで欲しいとのことなので、昨晩のアリバイが書かれたメモを渡す。
「わかった、私がアイアンマンって絶対に言わない」
「言わないでくださいね?」「言っちゃだめですよ?」
「うん、絶対言わない」
ダチョウ俱楽部かよ。言うだろこの流れ。

そして記者会見でのスピーチ。メモ通りの内容を喋るが、途中で記者の1人に質問され、言葉が詰まってしまう社長。
「あぁ、その……えっと……」
言え!「私がアイアンマンだ」って言え!!
「私がアイアンマンだ」
言ったーーーーーーーーーーー!!!!!YES!!!!!!!!!!

そしてエンディングへ。
もうなんか……「ほらな!」の連続過ぎて、逆に気持ちよかった。これは決して悪い事ではなく、「こうなったらいいな……」という客の願望にピッタリと当ててくる感覚は本当に見てて心地よかった。
展開も飽きの来るものではなく、終始カメラワークのカッコよさとかもあって楽しめた。本当に面白かった。本当に!

最後になんか眼帯をしたアベンジャーズの人(?)に「俺の仲間になれ!!!」ってルフィみたいな事を言われるのだが、多分ここから物語が始まっていくのだろう。気になる。
いやあ……MCU?ってやつ、面白いですね。(MCUで合ってるよね?)
今後もマーベル作品を観て行こうかなって思いました。
えっと、多分スペルは「MERVEL」ですよね。
え?「MARVEL」なの?そうなんだ……「ハルク」までに覚えておきますね。「ハルク」のスペルわからないけど。


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