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気になる口臭大丈夫?口臭予防の漢方的養生法

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どうも!

地元の新聞の『我が家のペット』的なコーナーに酔った勢いで我が家のニャンコの写真を投稿してしまい、新聞社から掲載日連絡の電話がかかってきてびっくりしてしまった

さわたや薬房の早川です。

#ニャンということだ

ペットは魔物ですね。ホントにメロメロです。

さて、今回はさっそく本題です。悩んでいる方が多い割にはなかなか人に相談できないお悩み

『口臭』

今回は気になる方も多いし、多くの方が予防している『口臭』について

『気になる口臭大丈夫?口臭予防の漢方的養生法』

というテーマでお届けいたします。

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男性女性問わずお悩みが多い口臭

口臭などの臭いのお悩みについてはなかなか相談がしにくいと思います。

夫婦やパートナー同士などのように近い間柄でもデリケートなことなのでなかなか気になっても指摘がしにくいものです。

言い方を間違えると相手を傷つけてしまうこともありますし、伝え方が難しい体のトラブルです。

自覚がある方は色々と対策をとっていると思うので良いのですが、自覚がない方は注意が必要でまずは早めにチェックして自分に口臭がないかどうか?確認をしてみることが大事です。

口臭セルフチェックの方法とは?

口臭チェッカーのような器具もあるので、活用することもおすすめですが、なかなか普通の方で持っている方はいないと思います。

自分で出来る簡単な口臭チェックの方法は3つ

①自分の唾液を指などにつけて直接臭いをかぐ方法です。唾液自体が臭いとそれが乾燥して口臭の原因となります。

②ビニール袋やコップに息を吐いて臭いを直接嗅ぐ方法です。一番シンプルでやりやすいと思います。気になる方はぜひ一度チェックしてみましょう。

③3つ目は意外と思うかもしれませんが、おならの臭いです。
オナラが臭う時は口臭が起きている可能性も高いのです。

オナラが臭いということは腸内環境が悪いというサインです。腸内環境が悪く、悪玉菌が増えていると便もオナラも臭くなります。

オナラのガス成分っていうのは、体内循環して吐く息と混じって口臭とつながるそうです。

『自分の口が臭いかも?』と気になる方は思い切って相談しやすい方に聴いてみるのも最終手段としてはありだと思います。

口臭と一口に言っても原因は様々です。中医学では『同病異治』という言葉があり、同じ病名でも原因や体調、体質により治し方がことなりますよ、という意味です。

これはどんな不調にも当てはまることで、口臭も当然同じです。

どんな原因で口臭が起きているかで対策も必要な養生も異なるので、口臭の種類をまず見ていきましょう。

口臭には全部で5種類あると言われています。

1)生理的口臭

2)食べ物などによって起こる口臭

3)病的な口臭

4)ストレスによる口臭

5)心理的な口臭

大きくわけるとこの5つに分類されます。


1)生理的口臭とは?

生理的口臭とは起床時や空腹時、緊張時に唾液の分泌量が下がって、口の中の細菌が増えて口臭が発生するというものです。特に病気というわけではなく、その時のカラダの状態によって唾液の分泌量が一時的にさがり起こる口臭です。

女性の場合は月経周期でおきたり、ホルモンの分泌が盛んな思春期の頃に口臭がしたりすることもあります。

また、加齢臭のように加齢によって唾液の分泌が低下して口臭が起きやすくなります。

2)食べ物によって起こる口臭

これは非常にシンプルですよね。ニンニクを食べたり、納豆を食べたりと、臭いがキツイものを食べれば当然口にそのニオイが残ります。

焼き肉など食べたあとはゲップにまで強い臭いがのこるぐらい強烈ですよね。

食べたあとの歯磨き、うがいなどをしっかりと行うことがもっとも大切な対処法です。

3)病的な口臭

病気によっても口臭は起こります。

呼吸器系の疾患、糖尿病、消化器の疾患、肝臓疾患などが原因でも口臭がおこるとされています。

病気とまではいかないまでも胃腸の調子が悪い方は口臭が非常に起こりやすくなります。

中医学的にも食べ過ぎ、飲み過ぎによりカラダに湿熱(余計な湿気と食べ過ぎによる過度の熱)がたまると前述の腸内環境などとも繋がり、腐敗臭(生ゴミのような臭い)がすることがあります。

また、胃腸の弱りは唾液の分泌も低下するので、病的口臭の中では胃腸の弱りが一番多いと考えます。

余談ですが、中医学では五臓の弱りも臭いとつながっていると考え、体臭や口臭の弱りがカラダの内側から来ていると考えられていました。

肝が弱ると獣肉のような生臭い臭いがすると言われ

心が弱ると焦げ臭い臭いがすると言われ

脾が弱ると香ばしい匂いがすると言われ

肺が弱ると魚のような生臭さがすると言われ

腎が弱ると腐ったような匂いがする、と言われております。

判断が難しいので、覚える必要もありませんが、中医学ではそれぐらい匂いと内蔵の弱りがつながっていると考えていた、ということだけご紹介をさせてもらいました。

4)ストレスによる口臭

『緊張して口がパサパサに乾く』なんて経験がある方も多いと思います。ストレスで自律神経が乱れると唾液の分泌が低下してしまうので、常に口腔内が乾燥しやすく雑菌が増えて口臭の原因となります。

5)心理的な口臭

心理的な原因の口臭ですが、口臭含めて体臭など臭いが気になって漢方相談に来られる方のかなり多くの割合がこの『心理的』な原因で臭いを感じていると思います。

簡単に言えば臭いについて過敏になってしまっており、常に自分が『臭うのではないか』と気にしすぎてしまうのです。

これは『気にしなければいいじゃん〜』と簡単に済ませられる問題ではありません。原因は様々で、他人から臭いについて言われたことがトラウマとなり、その後つねに自分の臭いに敏感になってしまうなどがあげられます。

また、臭いというのは五感ですから、感じ方は一人ひとりことなります。自分が嗅いでも臭くないものでも、他人が嗅いだら臭く感じることもありますし、もちろん逆もあります。

このような心理的に臭いを気にしてしまう場合は中医学だとカラダのどこが弱って過度に気にしすぎてしまうのか?を考えて体調を整えていきます。

口臭対策の養生法とは?

5つのタイプの口臭をご紹介しましたが、対策が異なることは一目瞭然ですよね。

どんな原因でも共通なのは唾液の分泌を良くすること。

唾液の殺菌作用はすごくて、カラダに入ろうとする雑菌を消毒してくれたり、口腔内の雑菌を処理してくれて常に口腔内が良い状態維持してくれます。

舌を動かしたり、顎を動かしたり、刺激したりする物理的な方法も非常に有効です。

オススメは『あいうべ体操』など舌や顎をよく動かして唾液の分泌を良くしておくと良いでしょう。

顎の舌に唾液がでるポイントがあるので、そこを軽く刺激することもおすすめです。

また、食養生では酸味のあるものを活用しましょう。

酸っぱい梅干しを食べるところを想像しただけでも唾液が出ませんか?

梅干しや柑橘類など酸っぱい物は唾液の分泌を促しますので、料理に酸味をつかったり、飴の代わりに梅干しをしゃぶったりすることもおすすめです。

甘い飴などは食べたあとに口の粘膜を弱らせたり、逆に乾燥させることもあるので、甘い飴の食べすぎには注意しましょう。

ガムは咀嚼により唾液の分泌が良くなるのでおすすめです。

食事もよく噛んで食べるようにしましょう。

☆潤い不足も口臭の原因に

生理的口臭のところで、月経リズムや成長期、加齢でも口臭がおこるとお伝えしました。中医学的に考えると、月経リズム、成長、発育、加齢と関係が深いのが『腎』と言う場所です。

腎はカラダの水を司り、カラダの潤いと大きなつながりがあり、そのバランスが崩れるとカラダの中で渇きを生みます。

ドライアイ、ドライマウス、ドライスキンなどドライシンドロームなどと言われる症状の原因の一つも腎の弱りと考えます。

腎は加齢でも弱るところなので、加齢による口臭とも繋がりますよね。

潤いが低下すると胃腸に潤いもなくなり、胃陰虚など言われる胃腸の潤い不足の原因となります。

潤いが不足するとカラダの中で熱が生じると中医学では考えます。熱が生じると食べ過ぎ、飲み過ぎのところで紹介したように腐敗しやすくなり、匂いが出やすくなります。

日頃からこのあと紹介する腎のケアと、先程ご紹介した酸味を取るなどのケア、胃腸の調子を崩さないように食生活を心がけるなどして口臭の予防をしておきましょう。

・腎の養生

腎の養生は様々ですが、手軽なのがやはり食養生でしょう。

腎を養う黒い食べ物、くろきくらげ、黒ごま、ワカメや昆布、ひじき、海苔などの海藻類を積極的に取りましょう。

また、腎は冷えに弱いので、カラダを冷やさないように注意しましょう。

・朝の口臭はある程度仕方ない

朝起きた時に口が多少粘ついたり、臭いがあるというのは仕方ないことなのであまり気にしすぎないほうが良いでしょう。寝ている時は唾液が分泌されず、どんな方でも雑菌が増えやすく臭いが出やすくなります。

今回は気になる方が多い『口臭』について取り上げました。

なかなか人に相談しにくいデリケートな内容ですが、清潔感を保つためにも大切なことです。口臭が気になって人と話せない、など2次的なトラブルの原因にもなるので、早めに対処してスッキリ爽やかな息で快適に過ごしましょうね。

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