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低血圧って実はこんなにヤバいんです〜漢方的低血圧対策〜

今回は実は様々な不調の原因となる『低血圧』について

最近妙に寝起きが悪い、朝起きれなくて調子悪い、体もだるいし、メンタルも低下気味

もしかしたらそれって

女性に多い不調の一つ

『低血圧』

かもしれません。

低血圧を

『ただ血圧が低いだけ、血圧が高い、高血圧よりましでしょう?』

と舐めてはいけません。

収縮期血圧、いわゆる

『上の血圧』

ですが、これが高いということは強い圧力で血液を血管が通っている状態。

裏返すと強い圧力で押し出さないとカラダの隅々まで血液が行き届かない、血管に詰まりがあったり、ドロドロしていたりすると流れが悪くなるとので、圧を高くしないと届きません。
(もちろん原因はそれだけじゃありませんが)

そしてこの収縮期血圧、上の血圧が低いということはしっかり圧をかけて遠くまで血液を運べないという状態のことなので

実は血行不良の大きな原因となります。

本来なら110とか120ぐらいの圧で押し出さないといけないところを90とか、80ぐらいの強さでしか押し出せないので

『チョロ』って感じでしか飛びませんよね。

なので、隅々まで血液が行き届かないので

朝起きれない(脳にしっかり血液が行き届かないので)

めまい、耳鳴り、肌荒れ、月経トラブル、メンタル不調など

様々な不調の原因に。

低血圧の主な原因は貧血など血液の量や質が低下していたり

自律神経の乱れで必要な時に血圧を上げる指示が出ないと起こりやすくなります。

特に血液の量や質が低下している

『隠れ貧血』

中医学で言うところの『血虚』の方は血圧が上がりにくいので、血液たっぷりの養生でしっかり血液をあげられるカラダにしておきましょう。

食養生では
赤身のお肉や魚、大豆類などのタンパク質

赤・緑・黄などの色の濃い野菜

海藻類や貝類などミネラル豊富な海の幸を積極的に取っておきましょう。

生活養生はとにかく寝ること&目を酷使しないこと。

季節の変わり目や寒い冬場は冬季うつなどもあるため自律神経も乱れて低血圧が悪化しやすい時期。

自律神経を整える漢方的養生の代表である

香りの良い食べ物(香味野菜・薬味系の食品・ハーブなど)を積極的に食事に取り入れたり

自律神経と関係深い五臓『肝』の働きをサポートしてくれる酸味の食材、柑橘類などの果物、お酢をつかった料理などを積極的にとって、血虚同様、しっかり睡眠をとって脳を休ませしょう。適度な運動もおすすめです。

特に朝が苦手な方は今からしっかり低血圧対策をしておきましょうね。

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