新型栄養失調のさらに一歩先!?『ネオ新型栄養失調』とは?〜その1〜【漢方的食養生】
『食は命なり』という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
僕たち人間は当たり前ですが食べたものでできています。
『その人を見れば、その人が何を食べているかわかる』
と言うぐらい食事と心身の状態はつながっています。
そんな食事の注意点について今回は
新型栄養失調のさらに一歩先!?『ネオ新型栄養失調』とは?【漢方的食養生】
というテーマでお届け致します。
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【食事は生きるために必要な『後天の精』を作る】
今回は食養生の中でも最近問題になっている新型の栄養失調について取り上げていきたいと思います。
食の重要性が注目されているのは今に始まったことではありません。
漢方でも人間の命の源である
『精』
には生まれながらにして持っている『先天の精』と
食べた物から作られる
『後天の精』
があると考えらえており、漢方やアーユルヴェーダなどの伝統医学では食は何より大切にされている養生法でした。
この後天の精が食事バランスが悪かったり
食べ過ぎたり飲みすぎたり
ストレスで胃腸機能(漢方的には五臓六腑の一つ、消化器を指す『脾』が弱ると考える)が低下したりするとしっかり作れなくなり、病気の原因になると漢方では考えます。
僕らが悩んでいる病気の多くは食べ物と大きく関係しているので、どんな不調の相談の方も食事内容に関しては結構時間をさいて漢方相談の際はお聞きするようにしています。
【昔不足していた栄養素は・・・】
さて、昔は栄養が不足して病気になる方が非常に多くいました。
いまだに具合が悪い時に『食べないと治らない』というのはその名残りといわれていますが、
戦前戦後などは物資もなく非常に厳しい時代を先人の方は過ごされてきました。
そんな時代ですから病気の原因の多くは栄養の不足でした。
幸い、先人、先達の皆様の努力のおかげで食べるものがなくて、栄養が不足して病気になることがほとんど無くなった現代の日本ですが、飽食の時代だからこそ生まれる新型の栄養失調もあります。
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